2012/09/01 有機サツマイモ栽培、今年の教訓

有機栽培の最大の課題は草です。
気温が上がると、全部の畑で一斉に生長します。それを人手だけでの草取りでは多勢に無勢で、とても間に合いません。そこで色々と工夫して抑草しています。試行錯誤の連続です。

畝(うね)間に麦を蒔き、抑草と線虫予防を狙った麦間栽培も色々な方法で試しています。麦藁で抑草し伸びてきた草は刈るという管理ですが、麦を蒔く時期で違いがあります。昨冬麦蒔きの畑は、春先に大きくなり、初期の抑草に効果があります。今春麦蒔きの畑は、春先の抑草にはなりませんが、夏の抑草が期待できます。また昨冬の場合は、今迄とは違う草が出て草の根の張りも深くないようです。それらも考慮して今後も麦間栽培を活かしたい所です。

稲作で好成績だった土壌改良たい肥「銀河星」を1箇所の畑で試しています。収穫も形も良くなかった畑で試すことで、効果を計っています。

有機栽培では草は抜くしかありません。草の伸びが早いか、サツマイモが早いかの競争です。この畑は草に勝ってサツマイモが畑を覆いました。この状態を目指しているのですが草に覆われてしまう畑の方が多いのが現状です。

小さい雑草は畑から出しますが、大きくなると持ち出すだけでも大仕事です。そこで、抜いた草は根を上にして畝に残し、取り残した草が伸びないようにします。しかし抜いた草がもう一度根付いてしまうリスクがあります。


今年も暑い夏だったので過酷な草取りでした。この時期の草は根が張っていますから、抜くのにかなり力が必要です。10月後半の収穫のためには、この時期に草取りは欠かせません。8月中は草が茂っている畑を綺麗にする追い込みの時期です。

有機農園スタッフが育てた「野いちご」です。赤い実が完熟すると黒光りします。野生的で控えめな甘さと強い酸味ですが、過酷な草取り後の体は欲します。旬のものということですね。

サツマイモが育つより先に、一度草が大きくなると挽回できません。そこで抑草を心がけるのですが、まだまだ雑草の生命力に対する認識が足りず、荒れた畑もできてしまいました。
出きる限りの抑草対策と、まだ草が小さい間の、早すぎる位の除草ならば何とか間に合うということを今シーズン痛感しました。