毎年人気のグランシップ寄席、
今年は柳家喬太郎さんの独演会。
人気の噺家さんなのでチケットは早々に完売でした。
昼夜二講演の夜席17時開演の会に行ってきました。
トップバッターは二つ目の柳家小太郎さん。
ご出身が島田市なので地元のローカルなまくらが面白かったです。
「道具や」は与太郎が小太郎さんの親しみやすいキャラと合っていて、
とても楽しかったです。
続く喬太郎さんのまくらも毒舌混じりで楽しく、
「禁酒番屋」は大好きなお話なのでここでも大いに笑いました。
仲入り後は喬太郎さんのおとうと弟子、喬志郎さんが登場。
喬志郎さんも牧之原市出身ということで、
地元出身の弟子を連れて来てくれるというのが嬉しいです。
喬志郎さんは時間調整の役割と、ご自分で話してましたが、
講談の中の「その名はおてふ」というあまり聞いたことの無い、
次郎長の妻「おちょう」の話を短く披露してくれました。
その中に追分羊羹をディスるところがあり愉快だったのですが、
その後、喬太郎さんがしっかりフォローしていて、
喬太郎さんの気遣いを感じました。
最期のネタは初めて聴く「銭湯の節」
なんと浪曲を意識した新作の落語でした。
孫娘がおばあちゃんを喜ばせるため、
いろいろ奮闘するところがほのぼのとしていて、
実は落研出身ということで「芝浜」を披露したり
(これがまたギャル風で面白い!)
浪曲のカセットテープを聞いて一生懸命練習した結果、
仕事場のプレゼンの場でも浪曲調になるなど、
とても面白かったです。
久しぶりにお腹の底から沢山笑えてとても爽快でした。
喬太郎さんのファンになりました。
【ほし太の日向ぼっこ】