2012/10/01 有機はあたりまえ。プラス栽培の特製干し芋

日本初で、今も唯一なのが当店の有機干し芋ですが、そこからさらに付加価値をプラスした、有機プラス栽培の特製干し芋に今年から挑戦しています。
その3種類の栽培の様子をお伝えします。

1、麦間栽培(品種:いずみ)
昨年度から試している麦間栽培です。有機栽培を続けてきて、いずみ種が有機には最適だとわかってきています。麦間栽培でもそれは同じです。サツマイモの畝(うね)の間に麦を植えることにより、抑草と土壌内の線虫対策とサツマイモの大敵の芋虫の対策になり、単なる有機栽培以上に健康なサツマイモが育ちます。
すくすく育った有機栽培としても干し芋としても最適の“麦間栽培いずみ干し芋”が今から楽しみです。
春は麦が風除けになり根付きを助けます。 自然環境が多様になります。ヒバリにとっては良い隠れ家になるので、巣作りをします。
育った麦を倒すことで雑草を抑えます。また麦の根が地中の線虫除けになります。


2、EMボカシ栽培(品種:安納芋)
優良微生物群のEMでボカシ肥料をつくり、畑に鋤きこみます。1ヶ月半かけて畑を熟成させることにより、雑草除けの畑になります。それとボカシ肥料の相乗効果で、干し芋にするまでの大きさに育ちにくい安納芋を育てます。
こちらも収穫、加工共に楽しみな“EM栽培安納芋干し芋”です。
予想以上に抑草効果があります。畑の力が全てサツマイモに注がれます。 肥料の利きも良い様子です。夏を過ぎても青々としたサツマイモです。
3月に仕込んだEMボカシ肥料を5月に畑に入れて、1ヶ月半畑を熟成させました。


3、銀河星・EM7栽培(品種:兼六)
農作物にとって最高の土作りになる天然肥料銀河星で畑を作り、EM7活性液で成長を促しています。品種は人参芋の中で最高級品種の兼六です。
兼六が持つ美味しさがさらに引き出せる、最高の人参芋干し芋ができる期待が今から膨らんでいます。
“銀河星EM7兼六干し芋”です。
苗を植えたのは6月終わりです。干し芋産地ではギリギリ遅い時期ですが、初期段階から速い成長を確認できました。
予想以上に抑草効果があります。畑の力が全てサツマイモに注がれます。 肥料の利きも良い様子です。夏を過ぎても青々としたサツマイモです。
この栽培の唯一の欠点が抑草効果が薄いことです。
畑が良いだけにサツマイモのつると葉の伸びが良ければ、雑草の伸びも速く、手取り除草は頻繁に行います。



当店が腕によりをこめての3種類の干し芋が来年2月に登場する予定です。
これらはすべて、有機栽培という下地があって初めて真価が発揮できる有機プラス栽培の干し芋です。
私達もとても楽しみですし、皆様にも期待して欲しい“有機プラス栽培の特製干し芋”です。