2013/10/01 9月で9割方今年の栽培結果がでます。

農業はいつも先を見据えることが大事です。
たとえ今上手くいってなかったとしても、それを構うよりも、将来のことを考えて手を尽くす方が、長い目で見ると結果がよくなります。
今しっかり育っていないとしたら、元々の計画が間違っていたか、予期しなかった気象条件や畑の環境になったからです。

今夏の間(8月中)に草よりも芋が元気にならなった畑は、収穫は期待しません。今から草取りしてつるが伸びても遅いからです。しかし、どの畑も大きな草だけは取っていきます。

今年は芋虫が少なかったのですが、涼しくなると出てきました。葉っぱは食べられてしまいますが、織込み済みです。

ソルゴと麦をぐるりと囲んだ畑は芋虫の被害が皆無です。隣の畑は虫喰いの被害があるので、障壁が有効のようです 。


麦間栽培は、つるの伸びが息切れするかのように途中で止まってしまいます。そこでEMぼかし肥を追肥します。後手に回ってしまったことで、今年の反省点です。


芋掘り前準備を始めています。はがしていなかった抑草のマルチも全部取り除きます。育苗ハウスも、冬の干し場にするために整備を始めました。


安納芋を試し掘りしました。実は小さいですが、形は良好です。芋掘りまで少しでも大きくなって欲しいです。

有機畑では、畑の地力を保つことが重要で、対応として連作しない、休耕して麦等で輪作する。それが基本です。農薬や化学肥料が使えない限り、これしかないのですが、昨年この畑はあまりにも良く芋が収穫できたので、連作しました。そうしたら案の定の結果、今年は失敗です。

春に芋の栽培計画を立てても、総てが上手く進むことはありません。失敗した畑は原因を探りますが、無理やり立て直すということはしません。諦めが肝心です。
一般農業は即効性がある農薬や化学肥料が使えますが、有機農業はそれができません。失敗を活かすことを考えます。そして、計画通りの順調な畑は収穫までそれが続くように努めて農作業を続けます。