2013/11/01 有機芋の出来は、地力と畑と品種との相性で差がでました。

暑い夏が終わり9月は秋らしいかと思いきや、
暑かった昨秋並みかそれ以上で、10月も高い気温が続いた干し芋産地でした。
そのせいで干し芋用のサツマイモのつるや葉は収穫直前も元気一杯でした。
ただ毎年のことですが、掘り起こしてみると、畑により出来不出来がはっきりします。
収穫前に農機具の整備をします。オイル等で有機の畑を汚さないことも義務付けられています。

二回つる刈りが必要な程、今年は10月中旬でも芋のつる・葉が青々していました。

つる刈り後は畝(うね)に残ったつるを手作業で、取り除きます。

選別しながら収穫します。形や大きさを吟味して高品質の干し芋に仕上がるものだけを収穫します。

芋掘り機にもつるが絡まる位に丈夫な芋で、総じて豊作傾向です。

掘り起こした芋は約一週間天日干しします。これにより保存性が良い芋になります。

兼六人参芋は、細く長いものが出来ました。堀取り機では折れてしまうために、手堀りで堀り上げました。

高齢で大分畑を減らしてしまった静さんですが、元気に掘り取りしていました。

信男さんの玉豊は、大きくて形も肌も綺麗なものばかりでした。

力男さんは、玉乙女を育てています。今年も玉乙女の出来は上々です。

たかおさんの芋も立派なつるになっていたので、つる刈り機が畑に入る部分は、手刈りでつる刈りしていました。

今年の有機栽培では、特に初期除草に力を注ぎました。それに応えて葉が畑を覆った芋は良いできでしたが、地力が落ちている畑、苗を植える時期の気温と降雨の関係で雑草が上回った畑は、選別で収穫を見送った芋が多くでました。まだまだ課題があるなという想いです。。
また、安納芋・人参芋は昨年度からの土作りが功を奏して高品質の原料芋がとれました。ご期待ください。