2014/04/01 ほしいも作り、2013年度から2014年度へ

2013年度の干し芋の“蒸かし”を終えると、すぐに片付けです。それと並行して“畑(土)作り”“苗場の準備”と2014年度シーズンの幕開きです。
2013年度最終の干し芋加工は、試作を含めたタツマオリジナルの数種類の干し芋を仕上げていきました。

腐植土・草炭・貝・珊瑚の天然たい肥「銀河星」とEM活性液で生産した“人参芋”と“安納芋”の干し芋です。

鮮やかな紫に仕上がる有機紫芋です。甘みは控えめですが、アントシアニンを含む健康干し芋です。

有機紅あずま干し芋です。紅あずまで高品質の干し芋を作るのは困難ですが、今回は甘くやわらかいものができました。


安納芋を四切ほしいもに加工しました。これもタツマオリジナルです。
干し場での品質チェックは欠かせません。試作の干し芋なら尚更です。

土作りの第一歩は、畑に深い切れ目を入れる作業です。水はけ・通気性が良くなり、眠っていた土が適度に表面に混じり土自体も良くなります。


自家製たい肥の原料の米糠や大豆屑の調達もシーズン最初の仕事です。加工時に出たサツマイモの皮と一緒にします。稲藁はたい肥の原料にも、畑の抑草にも使うので、干し場に敷いてあったものは回収します。

自家製たい肥の天地返しも大事な仕事です。その他にも将来のために休ませている畑の手入れや輪作もこの時期の仕事になります。


“苗半作”と言われる通り苗作りは重要です。健康で逞しい苗を、畑の状況に合わせて適期に植えるために、作付けに対して2倍近い苗床を準備します。


5月終わりから6月中旬にかけて天候と畑の状況をみながら、苗を植え、そこからは翌年春まで、サツマイモ栽培と干し芋加工に掛かりきりになりますので、それまでの間のこの時期はとても大切な時間です。
追肥に使うEMぼかし肥を作っておいたり、数年後を見越した自家製たい肥の準備や、畑の抑草のための稲藁や麦藁の調達や生産、休耕畑の整備等、春は、先を見据えて、出来る限りの農作業をしていきます。