2014/11/01 芋収穫、試し掘りからはじめています。

植えた順番での芋の収穫が基本ですが、サツマイモの品種での育ちの早さや、畑の地力での育ちの具合で、芋掘りの順番を決めます。
除草剤を使わないまずは何箇所か試し掘りしてから本格的な芋収穫になります。
育ちが良さそうな畑を試し堀りしました。まあまあの出来なので、そのまま芋収穫に入りました

安納芋を掘りました。残念ながら育ちが良くありません。この畑では初めて栽培しましたが合っていないようです。

同じ畑の紅マサリは上出来です。紅マサリは、畑を選ばない傾向があります。品種改良によりその特性が活かされたのでしょう。安納芋は種子島地方の在来品種ですから、ほしいも産地では気候を含めて育てるのは難しいですね。

紅はるかは、今迄栽培した中でつるが一番太く、葉も大きい芋でした。半分冗談ですが、ある程度「芋虫に喰われた方がつる刈りは楽だね」なんて言葉出るくらい、太い強いつるでした。


ぎんさんの畑のつる刈りをしました。ぎんさんは一人で収穫から干し芋加工までやってしまいます。だから、つる刈りは頼まれますが、掘り起こしは頼まれません。今年も二つの畑を一人で、全部、半月かけて、毎日少しずつ、手で掘り起こしてしまいました。

土の中で深く実が成っている場合があります。トラクターの掘り取りでは折ってしまうので、手掘りにします。

掘り起こした芋から、高品質な干し芋に出来そうな芋だけを収穫します。出来具合によっては、半分以上畑に残すことも珍しくありません。勿体ないですが、どれだけ畑に残すかで、干し芋の品質は全然変わってきます。

掘り起こした芋から、高品質な干し芋に出来そうな芋だけを収穫します。出来具合によっては、半分以上畑に残すことも珍しくありません。勿体ないですが、どれだけ畑に残すかで、干し芋の品質は全然変わってきます。

毎年のことですが、畑でだいぶ出来が違います。畑と品種の適正も痛感します。今年栽培した畑は来年は休耕ですが、収穫をみて、どんな土壌改良を、何年かけて行うか、また、サツマイモの品種でどんな土作りをしていくかを、決めます。

農業は常に天気で左右されます。干し芋農家もそれは同じですが、一年間気になります。
サツマイモ栽培時の気温と降水量はもちろん、芋収穫時には晴天が続くことを願います。これにより干し芋加工できる芋がどれだけ確保できるかが決まります。
干し芋加工時の天気も重要です。穏やかに寒い冬を望みますが、そうは問屋が卸しません。大荒れや寒波もあります。それを経て最終的に出来上がります。
まずは、春からの成果の芋収穫で、ここが折り返し点です。