2014/12/01 収穫した芋は、加工準備の間保管します。

「有機農業はやっぱり難しい」ことを実感した芋掘りでした。
農薬も化学肥料も使わない以上、健康な畑をいかにして作るかが勝負になります。そのために時間を掛けて土作りするのですが、こちらの思惑以上に手間隙かけなければならないことを痛感しました。
今年は安納芋と兼六の出来が総じて悪かったです。ふっくらした形の中ぶりの芋だけを選んで収穫します。

結局干し芋に加工する芋は、掘り起こした芋の1割未満でした。

今年度から本格的に栽培をはじめた“ほしキラリ“は最後に収穫しました。苗の育ちが遅いことと、干し芋加工に手間が掛かるために、ほとんど作付けされていません。

ほしキラリは有機栽培と合っているようで、形が良い芋に育ちました。


収穫した芋は、年内加工分と年明け分に分けて保管します。そして、ほしいも加工の準備を始めます。

干し場には念入りに藁を敷き詰めます。秋にとっておいた麦藁だけでは足りなくなったので、急遽、休耕していた畑のえん麦を刈り、集めました。

原料芋は、有機栽培であるかないかと、畑ごと、品種ごとに細かく管理します。

有機農園には、軽ダンプが1台あります。たまにしかダンプ機能は使いませんが、やっぱり便利です。

刈ったばかりの麦は、乾燥すると空いてくるので、厚く敷きます。また、ビニールハウスの間の通路にも、そして、通路とパイプの境にも、しっかりと敷きます。


春から栽培してきた芋が、やっと干し芋として出来上がるのが干し場ですから、しっかり作りこみます。

一番手間がかかる干し場が終わると、加工場の準備です。備品を出してきて洗い場内も大掃除です。それが終わると簾(すだれ)と簾に敷く網を洗います。

12月から2月の3ヶ月間が干し芋作りです。この間もお天気仕事ですから、荒れる天気等何が起きるかわかりません。だからしっかりと準備しておくことは重要です。
干し場作りをはじめとして、簾(すだれ)も蒸篭(せいろ)も不足ないように、余裕をもって揃えておきます。