2015/02/01 多品種、多種類になっています。

ひと昔前までは、生産量の9割以上が玉豊ほしいもで、残りは、いずみ干し芋がほんの少し生産されていただけでしたが、ここ数年多くの品種が出てきて、干し芋産地に定着してきました。
今シーズン一気に作付けを増やしたのが、紅はるかで、多くの農家が作っています。また、生産量は多くはありませんが、他の品種も定着しつつあり、それぞれの平干し芋、丸干し芋(少ないですが角切り芋)が干し場を賑やかにしています。

紅はるかは細長いので、玉豊に比べて丸干し芋にする原料が多いサツマイモです。時男さんの干し場にはずらっと、紅はるか丸干しが並んでいました。


玉豊よりも古い品種が“いずみ種”です。いずみの様に育ち辛い品種は角切り芋は希少です。

忠八さんも今シーズンは紅はるかを作りました。何を作らせても上手い忠八さんですから、紅はるかも勿論絶品の品に仕上がっています。

今後増えそうな品種が“ほし黄金”です。玉豊同様にふっくらした芋に育つので、角切り芋に加工できます。

栽培が困難なので定着しないほしキラリですが、高品質の干し芋なので、タツマを含めた熱心な農家数軒で作っています。


力男さんが玉乙女を選別していました。紅マサリと玉乙女は一時作付けが増えましたが、今ではどちらも希少な干し芋です。

市雄さんは、玉豊・いずみ・紅はるかの3品種のそれぞれの平・丸・四切り芋を作っています。

1月から2月半ばが干し芋の旬です。寒い日が続きますが、その分上出来の干し芋に仕上がります。

栽培期間も適度な雨で恵まれた気候でしたが、冬も天候に恵まれました。珍しいシーズンです。

紹介した品種以外にも今春からは、新品種のシルクスイートの作付けが始まります。また、タツマの有機農園ではそれ以外の誰も作っていない、安納芋・兼六人参芋・クイックスイート等を作っています。随時ご案内していくので楽しみにしてください。