2015/08/01 根が肥大して実になり生育していきます。

つると葉がだいたい畑を被ってくるのと同時に根が実になっていく時期です。
そして、これからその実が生長します。草取りしながら、それに合わせた作業をしています。また新しい試みの様子も、徐々に明らかになってきています。

休耕している畑は、状況に合わせて様々な工夫をしています。麦、クロタラリア、ソルゴに加えて今シーズンは線虫に効果があるマリーゴールドを試しています。


畝(うね)を葉が被った順に、抑草のために畝に張ってあった黒マルチ(ビニール)を剥がしていきます。

つると葉はまだ伸ばしたいので、伸び具合を観て追肥します。追肥は自家製のEMボカシ肥料です。


有機農業でのサツマイモ栽培での大きな悩みは、土壌中の線虫です。実が肥大していく時期に線虫が入りこんで生育障害を引き起こすのです。
線虫対策は強い農薬を使えば一発で済みますが、有機農業では、時間を掛けて地道に土壌改善していきます。


つると葉はまだ伸ばしたいので、伸び具合を観て追肥します。追肥は自家製のEMボカシ肥料です


芋の栽培をしながら線虫除けをする試験栽培です。芋の株の間にマリーゴールドを植えていきました。予想以上にマリーゴールドの勢いが良いので剪定もしました。

ライ麦は来期に使う種取りをしたら、畑に鋤き込みますが、まずは倒しておいて土に馴染ませておきます。

連作はご法度です。最低でも栽培した翌年は休耕します。場合によっては、2年もしくは3年休ませる畑もあります。

来春に畝を立てる場所にマリーゴールドを栽培しています。ここも休耕しながらの試験栽培です。

線虫を含めて病害虫はその場では成す術がないので、サツマイモ自身での克服しかありません。どれだけ良い土壌にしてきたか、逞しい苗を育てて、草取りしてどれだけ伸び伸び育ててきたか、事前にどれだけ準備してきたかが問われます。