2015/10/01 雨ばかりの9月。たくさんの方にご心配掛けました。

猛暑から一転して処暑の頃から秋めいてきて、夏の日照りを挽回して余りある降水量がありました。しかし9月に入ると雨ばかりで、日照不足に加えて川の決壊が心配になる程の降水量でした。
そんな9月でしたが、意外にもサツマイモは育っていました。

雨の日はトラクターやつる刈り機等の農機具の整備、掘り取り機の取り付け、倉庫の整理整頓・清掃です。

雨の合間に畑に行くと、親しい農家も様子を窺っていました。

この川も一時はかなり水位が上がりました。


畑よりも田んぼの方が深刻でした。雨が上がっても水浸しでコンバインは入れないので、刈り遅れた稲が多く、天日干しの稲も乾く間がない日々でした。


平年だと暑さが収まってくると、イモムシ被害が広がるのですが、今年は9月の後半になるまで被害が出ませんでした。虫除けのために、雑穀等を併用して植えている栽培の畑はほぼ被害なしでした。


自社の有機農園でもそうですが、今シーズンは良い畑と悪い畑の差が一目瞭然です。この畑もとても上手い農家の畑ですが、結局つるが伸びず、花が咲いてしまっています。


畑に頭を出している“いずみ”の土を掃ってみると、だいぶ大きくなっていました。大きくなりづらい“いずみ”がこんな感じだと、早生種や大きく成る品種はもう芋掘りが出来そうです。

雨が多いのは干し芋の原料芋としては歓迎ですが、ここまで多いと、保存性に問題が出てくることを懸念しています。
それを除けば、イモムシも少なく、日照不足の割には育っていたので安堵しています。
10月早々の秋のまっただ中には収穫が始まりそうです。