2015/11/01 サツマイモ収穫終了、折り返し干し芋加工へ

雨が多かった9月とは一転して秋晴れが続いた10月は、サツマイモの収穫に絶好の日和でした。
中古ですがトラクターを新しくしました。以前のは30年以上使っていて修理したくても、もう部品も手に入らなくなってしまったからです。


大きくなりやすい品種の「ほし黄金」を試し掘りしました。だいたい予想通り、適度な大きさに育っていました。

収穫は、つる刈り、掘り起し、選別、収穫という順ですが、所々にそれをつなぐ作業が入ります。まずは畑を、つる刈りができる状態にします。

畝(うね)の高さと芋の育ち具合で、つる刈り機を調整しますが、刈りきれないつるが出るので手刈りしていきます。

虫はサツマイモ栽培には付き物で葉を喰われてしまいますが、それでも実は成ります。それよりも土の中で実を食べてしまう線虫の方が問題です。


線虫は農薬を使えば抑えられますが、有機栽培では使えないので、線虫除けのマリーゴールドを芋の間に植えました。根が広く深く張るために効果もありましたが、つる刈り後に一株ずつ抜かないと芋掘りができなくなりました。


サツマイモを傷つけないように、ゆっくりと、丁寧に掘り起こしていきます。


選別はとても大事です。サツマイモは形も大きさもまちまちなので、丁度良い大きさ、格好良い形、綺麗な肌の物だけを選んで収穫します。高品質の干し芋作りの絶対条件なんで、育ち具合によってはほとんど畑に残す場合もあります。

上手くいった畑もあれば、失敗した畑もありますが、とにかく原料芋が揃いました。ここからはこれをどう活かすかになります。

収穫は今シーズンの栽培の終りですが、干し芋加工の始まりで、来年の栽培のはじまりでもあります。蔵にしまった原料芋は加工時期に合わせた保管をし、畑は来年以降に向けての土作りをします。