2016/03/01 干し芋作りの一年が終わると同時に、新たな一年が始まります。

3月は干し芋シーズンの切替わりです。2月後半から徐々に気候が変わり3月はギリギリ干し芋加工ができますが、遅れた農家も早々に仕舞にして、新しいシーズンを迎えたい時期です。

高齢化で年々生産量が減っている干し芋です。80歳を超えて夫婦で頑張る姿を見ると頭が下がります。

干し場での手入れは高品質の干し芋作りには欠かせません。ほしいも名人と言われている農家は、足しげく干し場に通います。


大寒の頃に加工した丸干し芋は、ひと月以上かけて2月後半から仕上がってきます。今シーズンは、ほし黄金、紅はるか、兼六人参芋の有機丸ほしいもを作りました。


蒸かしが終えると、早々に干し場から片付けます。2月も後半になると、いつ強い風の日があってもおかしくないからです。

新たな干し芋シーズンの準備は3月からですが、早堀りサツマイモやジャガイモの準備は2月中に始まります。

自家製たい肥の原料にする粗ぬか(米糠)です。干し芋加工が終えたらすぐに土作りをはじめます。

忠八さんも2月一杯加工が掛かりました。途中大荒れの天気で干し場が壊れてしまったからです。


農家回りをしているとお茶菓子をたくさん貰います。それ以外にも、漬物が好きなので、この時期は自家製の白菜の漬物、またお昼をご馳走になることもあります。たかおさんからは、七輪で焼いたお餅と鮭を頂きました。

早く加工が終わった農家は片付けをしてから3月の干し芋新年度を迎えますが、加工がずれ込んだ農家は今年度と新しいシーズンが重なります。しかし、まずは苗作りと土作りを始めていかなければなりません。また冬に向けての干し芋作りが始まります。