2016/05/01 苗作りと畑作り、定植に向けて着々とという時期です。

農作業は未来を見据えることが大事です。多くの作業の中でも、苗作りと畑作りは、秋の収穫というイメージしやすい目標が定まった楽しい農作業です。

干し場で育てていた野菜を収穫して、自家製たい肥とEMぼかし肥料を入れます。土に馴染ませ、ビニールハウスも閉めることができるようにします。


選別した種芋を苗床に植えていきます(伏せこみ)。 保湿と保温と抑草のためにモミ殻を被せて、最初は水をたっぷりと苗床に与えます。

育苗ハウス内も気温差があり、発芽しやすい場所から芽が出ます。また、品種により早い遅いも当然あります。


育苗ハウス内は高温多湿なので、草がすぐに生えてきますので、除草は日課です。雑草に混じって麦も発芽しています。苗場にする前は干し場だったので、敷き詰めていた麦藁から落ちた種です。


畑の周囲に厚めに麦を残し障壁にする栽培を試します。麦間栽培と同じく、風除けと病害虫防除が目的です。


今までは、春先に麦の種を蒔き苗作りの間に育てる方法で麦間栽培をやっていましたが、今年は秋に蒔いて十分に育っている輪作の麦を畝(うね)幅だけ残して、それを利用することにしました。


休耕畑には麦だけでなく、多様化のために菜の花も蒔きました。自家製たい肥は、完熟したものから3年後に使うことを見据えてまで、山ごとに管理しています。これらは長い目でみた農作業です。


畑の際の除草や、苗場の朝晩の温度管理、これらの日常業務も大事です。同時に先に向けての作業もします。

ほしいも産地では、夏野菜は本格的な栽培に入り、稲作は田植えが始まっています。その後は苗の育ちと気候(気温・地温・雨予報)を踏まえて、サツマイモの定植です。