2016/11/01 芋収穫、今年も悲喜こもごもです。

天候が落ち着くのが遅れ、タツマの有機農園でも収穫が昨年よりも2週間遅れになりました。どの農家も急ピッチで進めています。

つる刈り前に、つるを上げる準備をしてつる刈り、その後もう一度手作業で鎌で、つるを払います。そこまで準備してから芋掘りすると綺麗なままでサツマイモが起きてきます。

掘り起しは丁寧に行います。原料芋は真冬まで保管するので、傷が無い健康な状態が理想的です。


掘った芋は数日天日に当てます。保存性が良くなるからです。その後、平干し芋・丸干し芋加工用、種芋等に選別して収穫します。

安納芋と人参芋です。一株に小さい芋がたくさん付いているので、一個ずつが小さい芋になっていました。そして、形も今ひとつです。どちらも栽培が難しい品種だと痛感します。


2年間休耕した畑で作付けした、兼六人参芋と玉豊です。この畑の兼六は形が良い肌が綺麗な芋に育ちました。玉豊も粒ぞろいです。


日照不足からか、いずみ種は不作です。けれど、紅はるかは総じて大きく育っています。


玉豊と紅マサリを作っているまこやんです。どちらも良い干し芋サイズまでの大きさに育っていました。特に紅マサリは惚れ惚れする出来栄えでした。

いずみは育っていないと、ため息まじりの正憲さんですが、今年からは紅はるかを増やしたので、そっちで挽回です。

有機農園のアケビです。毎年芋掘りの時期に多くの実を付けます。作業後に取って食べています。上品な甘さは、疲れを癒してくれます。

今月になってもまだ収穫が残っています。ほしいも産地は立冬の頃になると霜が降りるので、それまでに終わらせたい所です。急いで、でも一つ一つの作業はあくまで丁寧にを心掛けています。