2016/12/01 冬本番に加工できるように準備をしています。

まさに立冬という位に、ここを境にぐっと気温が下がった干し芋産地です。芋収穫を早々に終わらせて、加工の準備に入りました。

最後に種芋を確保して、今シーズンの収穫を終えました。

今年は平年の3割減の出来高だったので、定温倉庫だけで保管が賄えてしまいました。


収穫後の畑は輪作の麦を蒔き、休耕畑は除草を兼ねた鋤き込みをします。これで来春まで寝かせる準備が整います。

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隣の畑と高低差がある場合、水や土砂の流入を防ぐために、境にライ麦を蒔き、有機性を保ちます。


畑の作業が終わると加工準備です。作業場内と外回りがあります。最も手間と時間が掛かるのが干し場作りです。

有機農園の干し場作りは草取りから始めます。農薬を使わないのでビニールハウス周りは大変です。

3人がかりで4日間かけて草取りしました。


除草の後はビニールを張ります。これで雨の日も作業ができます。

干し場作りは多くの資材を使います。足場を良くする麦藁、その上に敷くネット、ハウス周りの網とネット、棚作りに使う、支柱とレール等々です。

麦藁を敷いた後、ネットを張り、足場を固めたら棚作りです。毎日、来春まで使いますから、頑丈に作ります。


干し芋を仕舞う倉庫、加工場を整理整頓清掃して、すだれを洗えば準備完了です。

最高気温が15℃以下の日が続く天候になると干し芋作り開始です。原料芋が可哀そうに思える寒い保管場所の芋が、その頃には糖化が進み蒸かし頃になります。もう間もなくで今年も始まります。