2017/01/01 ほしいも加工は今月が最盛期です。

ほしいも産地は12月に入っても暖かい日や雨があり、干し芋作りも様子見で、少しずつ蒸かしていましたが、後半からは本格的になりました。
干し場の麦が平年よりも伸びています。暖かい日が多かったことがこれでも確認できます。

落花生と言えば、千葉県八街ですが、干し芋産地も美味しい落花生ができます。ほしいもが並ぶ前の干し場です。


忠八さんの家で、干し芋加工前に、白菜と大根の漬物を作っていました。その農家の味の漬物を頂くのは、農家回りの楽しみの一つです。

常陸大子の柿を干し柿にしていました。干し芋よりも早く仕上がりそうです。

原料芋もいつもよりも一段低く積んでありました。やはり不作です。


今年も川越の紅はるかの干し芋加工を頼まれました。かなり大きく中身が空いてしまっているものがあり、正規品にならないものが出てしまいます。適度な大きさに育てるのは大事です。

ほしいも産地の紅はるかは、全体的に細長く、大きく育っていません。デンプンの糖化は平年よりも遅く、これは川越芋と同様です。

いずみと玉豊は加工開始から甘味がのっていました。特に玉豊は出来が良い年です。

12月中旬から角切り芋の加工が始まりました。年末には丸干し芋も作り始めます。

進さんが干し場へ簾(すだれ)を運びます。もう何十年もテーラーを使っています。


玉乙女や紅マサリ、ほしキラリと品種も出揃ってきました。干し場が賑やかです。

お茶とお茶菓子の差し入れがありました。親しい農家からのお裾分けです。

じっくりと原料芋が蒸かされますから、薪ふかし干し芋は品質が良いです。そしてなにより作業場が暖かいです。寒い日は離れるのが億劫になります。

ひと通りの干し芋が仕上がり、今シーズンは不作で数量は少ないですが、出来具合は上々となりそうです。ただしそれは今後の天候次第、しっかり冷え込み晴天になればです。年明けはそんな天気を期待しています。