2017/09/01 ひと昔前の夏の気候になりました。

梅雨明け迄は真夏、その後いつもよりも早い秋の気配の干し芋産地でしたが、夏の仕事は続いています。

雑草よりも早く芋の葉が繁り、成績が良い畑が多く期待が高まります。

農園前の草花をスタッフが面倒見てくれているので、いつも綺麗です。


長ネギを活け直したり、小豆をさぼしたりと、土用からお盆にかけて、力男さんは毎年やっています。


麦藁は出来るだけ集め運びます。種も農作業の合間に採っています。

休耕して線虫対策のマリーゴールドを輪作していますが、今年は中々発芽しませんでした。三度目の播種でやっとです。

すべての畑で上手くいくことはなく、今年はこの畑で、夏を迎えても葉の伸びが悪く、とうとう花まで咲いてしまいました。しかも数多く咲いています。飢餓を訴えています。

この畑も休耕しています。昨秋からは麦、それを収穫、鋤き込んでクロタラリアを蒔きました。緑肥作物で土作りをしています。


気候の変化に合わせて畑にいる虫も変わっていきます。夏の始めは、蝶や蛾、テントウムシが多く、暑くなるとカマキリやカナブンのような虫が多くなり、秋を想わせると、バッタやイナゴ、トンボが増えます。


暑い盛りには潜んでいたイモムシも秋の虫が鳴き始めると多くなります。農作業も草取り・虫取りになります。

寝冷えの心配をする夏の夜の干し芋産地は、ひと昔前を想いだします。雨も適度にあり、「玉豊(たまゆたか)」が全盛だった頃の当たり年のような夏でした。