2017/12/01 産地全体で半月遅れで冬を迎えることになります。

ほしいもに携わって30年。産地全体で11月中旬まで芋の収穫が続いたのは初めての体験でした。
低い畑は水が引かず、天気が回復してもなかなか入れませんでした。

11月の畑とは思えない賑やかさです。

「こんなに遅れたことはない」と誠さんも頭を抱えながらの芋掘りでした。

木で覆われている畑では周りからの水の流れで地盤が緩み倒木がありました。畑の入り口が塞がれて大事になってしまっています。


芋収穫が終わり次第、ほしいも加工の準備と畑を来春まで寝かせる作業になります。まずは畑仕事からで、輪作の麦蒔きです。これまでは、ライ麦とビール麦でしたが、今年はえん麦を主にした輪作です。

いつもよりも遅い麦蒔きなので、寒くなり発芽に時間が掛かる畑もあります。


転作で大豆を毎年作っている陸田ですが、水が一向に引かないどころかまだ水浸しです。今年は播種できないかもしれません。

11月中旬にはすっかり準備が整い、寒さを待つのが平年ですが、今年は準備の真っ最中です。

干し場の棚が出来て、簾(すだれ)が出ている農家でした。かなり早い方です。

自社の有機農園も中旬から干し場作りです。同時に加工場の整理もはじめました。


ぎんさんも忙しそうでしたが、今年も芋ガラを頂きました。

11月も終わりになると、あちこちの農家の庭先で漬物の準備を見かけます。よく頂くのですが、今年も楽しみになりました。

トラクターの整備等、春に回せる仕事は一旦棚上げで、何が起こるか解らないことを実感しながら、とにかく干し芋加工の準備を進めています。