2018/04/01 蒸かし終わり、片づけ、そして新年度です。

原料芋を蒸かし終えたら、すぐに片付けです。4月の苗作り、5月の定植から逆算すると、3月はそれらの準備を始める時期だからです。

最後の平干し芋と角切り芋が乾くと、すぐに干し場の片付けです。


トラクターは用途に合わせてアタッチメントを付け替えます。ほしいも農家の最初の畑仕事は、土壌に深い亀裂を入れる(プラソイラ)のが一般的です。

深掘りすることで、畑の通気性・排水性を高め、ある程度天地返しにもなります。

深掘りをせずに、輪作の麦を伸ばせるだけ伸ばして、鋤き込む農家もあります。

たい肥作りも春からの仕事です。切り返しのために重機を備えている家もあります。

たい肥や肥料を畑に撒く機械です。これもトラクターに付け替えて使います。

トラクターは前面にもアタッチメントを付けることができます。これでたい肥の切り返しや散布する農家もあります。

深掘りや麦の鋤き込み、たい肥を入れてそれらを馴染ませた後に、サツマイモの肥料を畑に入れます。

大抵干し場は苗場になります。片付けを急ぐのは、苗床の準備があるからで、苗作りのために肥えた土にしていきます。

干し芋のサツマイモの苗作りは4月からですが、青果用で出荷するサツマイモは一足早く育苗が始まっています。


たかおさんはメロンの準備に忙しそうでした。また、ポテトチップ用のジャガイモを契約で栽培する農家もあります。

ほしいも農家ではサツマイモ栽培も稲作も新年度になりました。それ以外にも夏収穫の農産物の仕込みに忙しい時期を迎えています。