2018/11/01 原料芋の収穫終了。さあ加工準備です。

10月も雨が多く、思うようには芋掘りが進みませんでしたが、農作業ではいつものことです。

休耕畑の土作りに植えている緑肥作物のクロタラリアは出来るだけ大きくしたかったのですが、雨風で倒れて隣の畑に迷惑が掛からないように、上半分を切って回りました。

9月の雨で稲刈りが遅れ、10月も同じ調子だったので、天日干しも時間が掛かりました。


つる刈り前準備で、畝の端をまくり上げていきます。

芋の株の高さに合わせてつる刈りです。

つる刈り後もひと手間掛けます。芋掘り機がスムーズに畝(うね)に入るように、刈りきれなかったつるを切っていきます。掘り取り機がつるで絡まって止まってしまい、それを修復するために腕を落とす怪我を防ぐことに繋がる大事な仕事です。


有機栽培をしても、隣の畑から4m以内は、有機サツマイモにはしないために、境界線が解るように、2種類のサツマイモを作付けています。

いずみ種を有機栽培で育てると、出来高が畑でかなり異なります。半分の畑で出来が良ければ良しとしています。

紅はるかは有機栽培でも比較的安定しています。一般栽培なら尚更で、段々作付けが増えていく理由の一つです。

紅はるかが増えた分玉豊(たまゆたか)が減っています。有機栽培にも合っていないため、自社農園でもほんのわずかの生産です。

親しい農家の玉豊で、紅はるかではここまでの収量はありません。しかし玉豊の場合は干し芋にしてみないと品質が解らないのが玉に瑕です。

収穫の合間に稲わらと籾殻集めです。どちらも畑の土作り、自家製たい肥の原料、干し場の敷き藁等で使います。

掘った原料芋は加工する時期に合せて保管の仕方が変わります。その仕度をしながら収穫です。そして芋掘りが終わると、畑を来春まで寝かすので、その作業と、干し芋加工の準備です。