2019/05/01 苗も生長したいのです、信じて待つのも大事です。

ほしいも産地の4月はそれまでの暖かさから一転、寒い春になりました。

苗床を作り、種芋を選別しながら植えて(伏せこんで)いきます。品種ごとに畝(うね)で仕切り、土を被せます。苗場はビニールハウスなので、きっちりと囲って保温対策をしたら、たっぷり給水と、今年はここまでは暖かったのですが、ここから冷え腐りを心配するような日が頻繁にありました。

育苗と同時に土作りです。今年度作付けする畑と休耕畑では作業が違います。

休耕畑は輪作麦をギリギリまで伸ばします。

作付け畑には、3年寝かせた自家製たい肥や2年前に作ったEMぼかし肥料等を入れます。

倒木が畑への通路を塞いでいましたが、2年経ち朽ちてきました。大きな枝を掃うことがやっとできました。


ビニールハウス内の気温も上がらなければ地温も上がりません。いつもは抑草のための黒マルチ(ビニール)を保温のために苗床に被せました。

伏せ込みから3週間、発芽していても良い早生種もまだその気配がありませんでした。


寒い4月はメロンの定植も遅らせることになりました。

苗を植えた後、その上に保温カバーをしますが、いつもよりも長い期間被せておきました。

今年は4月後半でここまで苗が伸びてきていれば、極めて順調です。

同じ頃の自社有機農園では、やっと芽が出始めたばかりでした。

日中ビニールハウス内が暑くなっても草取りです。

苗が遅い分雑草は伸び伸びしてきます。苗が育つ場所の確保のため、草と対等になるまでひたすら除草です。苗が遅れる分畑作りには余裕があるので、育苗優先です。