2019/06/01 5月後半から6月初旬が苗の植え時です。

1、大人苗に育てる。
2、雨が降る前後に集中して植える。
のが定植の基本です。
農家は草取りが宿命ですが、苗作りでも同じです。苗が草に負けないまでに育つまで続けます。

今年は苗の生長が遅れていましたが、5月後半からは、切るのが追い付かなくなる程になりました。

切った苗は数日置いておきます。大人の苗ならば強いので、植える適日まで保湿して保管です。

苗の仕度と植える適日は、こちらの思惑通りにはならないので、いつでも植えられるように、畑の土作りと畝(うね)立ては準備しておきます。


5月に入り干し芋産地は乾燥注意報が出ていました。久しぶりの雨が確実に降る5月14日から、苗が用意できた農家が順次定植を開始しました。

畝を被う抑草の黒マルチは、剥がす時のために植える直前に切れ目を入れます。

育苗ハウスでは野菜の苗も作っていますが、サツマイモ優先なので、育ちすぎてしまいました。


農園前の麦の種採りや、休耕畑の土作りもやりたい仕事ではありますが、苗の準備と定植を終えるまでは、それが最優先です。


サツマイモ苗同様メロンも遅れていましたが、敷き藁を追加したりした効果でだいぶ挽回してきました。5月末から6月に掛けて交配できそうです。

進さんは今年もメロンの面倒を見ながらサツマイモ栽培です。両方共作付けを減らしたので今年は、どちらも庭先の畑です。寄る年波で大変だからと言っていますが、その分より小まめに管理できるとも言っていました。

逞しくなるまで苗を育てるのと同じ位に、どういう日に植えるかが大事です。畑が湿っている雨前後で、穏やかな、できれば日差しは弱い日が適しています。根が順調に張るかは収穫に大きく影響するからです。