ほしいもブログ

彼岸花

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今年は夏が過ぎても猛暑が続いたため、
お彼岸になっても彼岸花が咲かないというニュースを読みました。

そうしたら、
ここのところ急に冷え込むようになり、
週明けに山梨に行く途中、
川の土手や、田んぼの畦に咲く
彼岸花をよく見かけました。

名前のイメージや墓地にも多く咲いていることから、
日本ではあまり縁起のいい花とは言えないけど、

花が少なくなってきたこの季節に、
まとまって咲いているのはやっぱり綺麗だし、
近くで見るととっても華やか!

欧米では園芸種として人気があるというのもわかります。

花が終わった茎や葉は、
浅葱やニラに似ていてうっかりすると食べてしまうらしいけど、
鱗茎にはリコリンという毒があるので気をつけなければ…。

ただ根っこにはでんぶんがたくさんあり、
リコリンも水溶性で水によくさらすと抜けるため、
救荒作物として、
江戸時代、飢饉の時には食べられていたみたい。
彼岸花までも食べなければならない飢饉が、
昔はあったんだろうなあ…。

この花を見ると、
色々なことに思いを馳せてしまいます。

【ほし太の日向ぼっこ】

日時: 2010年09月29日 02:09

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