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中野 和馬さん回顧展~陶の可能性を求めて~

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2009年に43歳の若さで急逝された、
島田氏出身の陶芸家「中野 和馬さん」の回顧展が、
9月10日~10月16日まで、島田市博物館分館にて開かれています。

まだまだ日中は残暑が残る9月11日、この回顧展を訪れました。

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島田市博物館分館は、古い日本家屋です。
普段は、やはり静岡出身の版画家「海野光弘さん」の作品が展示されています。
海野さんの作品は、日本の農村風景が多くとても郷愁を感じ、
この日本家屋にぴったりです。

その古い畳の部屋と中庭に、
和馬さんの、初期から亡くなる直前までの作品が50点ほど展示されていました。
スタッフの方のお話では、
殆どが販売された個人蔵のものなので、
今回を逃せば、一度にこれだけを観ることはもうできないということでした。


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和馬さんの在りし日の作陶姿や、
絵付けまで施され焼かれずに残った作品も飾られています。

今ではたった一枚手元に残った和馬さんのお皿、
割れてしまうのが怖くて、使うことが出来なくなりました。

奇しくも、海野光弘さんも40歳の若さで亡くなられ、
お二人が生み出す作品を永遠に観ることができないのが本当に悲しくて、
才能が惜しまれます。

【きらくな寝床】

日時: 2011年09月16日 07:52

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