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星野道夫 永遠のまなざし

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星野道夫さんが、カムチャッカ半島クリル湖畔で、
熊に襲われて命を落とされてから今年で16年。

この本は、星野さんと親交の深かった小坂洋右氏と大山卓悠氏が、
星野さんの死の報道で、
誤ったイメージが広まってしまったことに疑問を持ち、
事故当時を知る人を探し、話を聞き、死の真相を突き止めていく前半と、
星野さんの人柄と功績を追う後半とに分かれ、
星野さんが亡くなられてからちょうど10年目に出された本です。

死の報道を聞いたとき、
本当に驚き、とても悲しく思いました。

でも、映画 地球交響曲の龍村 仁 監督が、
「彼の死は本当に悲しいけれど、
たとえば都会の街中で交通事故にあって亡くなるような死に方より、
熊に襲われて亡くなる方が星野さんらしい」
とお話されていて、妙に納得したことを思い出しました。

後半は、星野さんが書いた文章の引用がたくさんでてきて、
久しぶりにまた星野さんの本が読みたくなりました。

最初に出会った「アラスカ 風のような物語」を読んでから、
ずっと星野さんの書く文章と星野さんの撮る写真が大好きでした。

もう新たな星野さんの作品に出会うことはできないけれど、
何度でも本を読み返して、
「星野さんとまた出会いたい」と思います。

【ほし太の日向ぼっこ】

日時: 2012年03月07日 07:22

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