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前衛漫画劇「帰ってきた日本」

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4月8日(日)15時~静岡芸術劇場で、
鈴木忠志さん演出の「帰ってきた日本」を観劇しました。

劇団SPAC(静岡芸術劇場)の前総監督だった鈴木忠志さんの演劇は、
過去にも何回か観たことがありますが、
この「帰ってきた日本」はなかでもかなり面白かったです。

長谷川伸さんの原作、「瞼の母」と「沓掛時次郎」という
昭和初期の作品を現代によみがえらせ、
「前衛漫画劇」というタイトルどおり
滑稽で風刺のきいたお芝居に仕上げていました。

終演後に鈴木監督が、
「失われた世界を今の人たちにわかるように翻訳し、
見せるのが自分たちの仕事」というようなお話をされていましたが、
なるほどと思いました。

ヤクザの渡世人の名前を国に置き換えただけで、
「台詞は一つもいじっていない」ということでしたが、
そのまま世界情勢を表しているようで奥が深かったです。


【ほし太の日向ぼっこ】

日時: 2012年04月10日 18:32

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