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劇団spac「マハーバーラタ」

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6月2日から始まった「ふじの国⇔世界演劇祭」。
ペール・ギュントに続いて、
絶対に観たかったのがこの「マハーバーラタ」です。

日本平の中腹にある野外劇場は、
昨年、泉鏡花原作の「天守物語」を観た場所。
そこで、このインドの古典を演じるとどんな雰囲気なのか…。
始まる前から期待で胸が高鳴りました。

宮城さんが演出するとインドの古典も日本の雅な世界に変わります。
衣装は平安時代の貴族を思わせるもの。

台詞の大部分は1人の役者が語り部となり、
声色をかえて演じ分けます。
演技者(ムーバー)は、まるで歌舞伎や能のように動きます。

そしてところどころに昭和を思わせるユーモアやダジャレ、
そして影絵や、人形劇のような仕掛けもあり、
まさにザ・エンターテイメントといったスペクタクルな舞台。

「祝祭劇」という言葉がぴったりでした。

劇団spacの存在は、
静岡県民として本当に誇らしいものだと、また実感しました。

【ほし太の日向ぼっこ】

日時: 2012年06月12日 14:06

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