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カジュアル・ベイカンシー Ⅱ J.K.ローリング

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Ⅰを読み終わって、
後半は何か救いがあるのだろうとつい考えてしまったけれど、
そういった劇的なものは何もなく、
暗い気持ちがしばし続いてしまいました。

“ラストに、ある種の救い(カタルシス)を読み取れるかどうかで、
この本の評価が分かれる”
と書いていた人がいたけれど、確かにそうかもしれません。

人生は映画や小説とは違ってこういうことなんだよね。
人は与えられた環境の中でしか生きていけないのだから…。
でもこれはどこか遠い国の、
自分とは関係のない人々の話、とは思えなかった。
特定の登場人物に自分を重ねることはできなかったけど、
色々な人の色々な思い(時にはダークな気持ちも)は、
自分の中にもあることを読みながら感じました。

【ほし太の日向ぼっこ】

日時: 2013年03月16日 07:44

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