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中野京子と読み解く『名画の謎』」旧約・新約聖書編 文藝春秋

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図書館でとっても興味深い本を見つけたので借りてみました。

私はキリスト教徒ではないので、
聖書に関しては断片的な知識しかありません。
でも名画を観るのは好きで、
聖書の一場面を描いた名画が数多くあることは知っています。

中野京子さんは、聖書を全く知らない人にもわかるように、
そして素朴な疑問や、突込みどころなんかも書いてくれているので、
とっても親しみやすく楽しい解説書でした。

またオペラで知っていた『サムソンとデリラ』や、
『サロメ』も聖書の中の登場人物だったことや
聖書は人類至上一番のベストセラー本ということは知っていましたが、
キリスト教徒だけの聖典ではなく、
ユダヤ教やイスラム教も同じ聖典から発した宗教だということ、
今まで、ぼんやりとしか知らなかったこともわかりました。

中野さんはあとがきで、宗教画を通して、
聖書や歴史や画家について知りたいと思う人を想定して書いたと言っています。
今まで好きとか、好きじゃないとか、きれいとだけ思っていた名画の、
背景を少し知ることができた様な気がします。

『名画の謎・ギリシャ神話編』も読みたくなりました。

【ほし太の日向ぼっこ】

日時: 2013年04月21日 09:05

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