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歌川 国芳展(後期)

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国芳展の後期は、
前期とは展示作品が一新され、
またまた見ごたえ充分でした。

新出作品の:「当世三婦苦対」湯帰りや、
「たとゑ尽のうち」という、
猫に鰹節、猫舌、猫背など、猫が描かれ横三枚につながる作品は、
世界に3枚しか現存せず、
この展覧会のために初めて三枚つなげて展示されたという貴重なもの。

「荷宝蔵壁のむだ書(にたからぐらかべのむだがき)」は、
漆喰の白壁に金釘で落書きをしたような描き方なのに、
しっかり歌舞伎役者の似顔絵になっていて、
思わずにやりとしてしまいます。

粋でおしゃれ。
好奇心旺盛で研究熱心。
遊び心満載。
猫が大好き。
反骨精神の旺盛な。
人生まるごと私たちを楽しませてくれた人となりが
前後期通じてよくわかりました。

こんなに見ごたえ充分な楽しい企画展は久しぶりでした。

一緒に行った友人は、30種類の絵葉書全部を大人買いしてました。

うーん、その気持ちはよくわかるなあ…。

【ほし太の日向ぼっこ】

日時: 2011年08月21日 04:55

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