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映画 「カポーティ」

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映画は好きです。
でも最近は派手なハリウッド超大作みたいな映画より、
実話に基づいた作品、ドキュメンタリーのようなのが好き。

この「カポーティ」は、
アメリカの作家トルーマン・カポーティの、
自身最高傑作と言われる「冷血」執筆にまつわる何年間かの物語。

農場主一家4人惨殺事件を題材にした新作の執筆のための取材を通して、
容疑者の一人と深く交流し、
生い立ちが似ていることから、お互いに理解し合いながら、

一方で彼の延命を願い、
もう一方で作品完成のために彼の処刑を願う、

そんな相反する二重人格的な屈折した人物像を、

「たぶん本人そっくりなんだろうな…」
と思えるほど熱演していたのが主演の「フィリップ・シーモア・ホフマン」
この演技で第63回ゴールデン・グローブ賞主演男優賞を受賞しています。

「冷血」を書き終えた後、カポーティは
あらたな小説を書くことは無かったと…。

そのくらいこの6年あまりの体験は彼自身の人生をも変えたのでしょう。

【ほし太の日向ぼっこ】

日時: 2011年09月27日 07:24

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