新着記事
カテゴリー
アーカイブ
- 2014年01月
- 2013年12月
- 2013年11月
- 2013年10月
- 2013年09月
- 2013年08月
- 2013年07月
- 2013年06月
- 2013年05月
- 2013年04月
- 2013年03月
- 2013年02月
- 2013年01月
- 2012年12月
- 2012年11月
- 2012年10月
- 2012年09月
- 2012年08月
- 2012年07月
- 2012年06月
- 2012年05月
- 2012年04月
- 2012年03月
- 2012年02月
- 2012年01月
- 2011年12月
- 2011年11月
- 2011年10月
- 2011年09月
- 2011年08月
- 2011年07月
- 2011年06月
- 2011年05月
- 2011年04月
- 2011年03月
- 2011年02月
- 2011年01月
- 2010年12月
- 2010年11月
- 2010年10月
- 2010年09月
- 2010年08月
- 2010年07月
- 2010年06月
ほしいもブログ
映画『もうひとりの息子』2012年フランス
昨年は実際に出生時に取り違えられてしまった男性のニュースがありましたし、
映画『そして父になる』も話題でした。
けれどもこの『もうひとりの息子』は、取り違えられた二人の息子が、
それぞれイスラエル人とパレスチナ人という衝撃のストーリー。
テルアビブに住むシルバーグ家の長男ヨセフは、
18歳になり兵役検査を受け、血液型から両親の実の子ではないという事実が判明します。
湾岸戦争の混乱の中、出生時の病院で別の赤ん坊と取り違えられ、
もう一人の息子は、ヨルダン川西岸地区に住むアル・ベザス家のヤシンでした。
それぞれ愛情深い家族に育てられた二人の息子は、
18年間培ってきた自身のアイデンティティが根底から覆り、悩みます。
それぞれの両親も、育てた息子と実の息子に対する愛情に葛藤します。
もしこの母親が自分だったら…と考えながらの鑑賞でした。
ユダヤ人とは何か、アラブ人とは何か…。
人種の違いではなく、育った環境の違い、言語、文化、宗教などによるので、
外見からは見分けることはできないのだそう。
この二人の息子たちが大人になって、
またその子供たちが育ってと、時間がかかるかもしれないけど、
いつかイスラエルとパレスチナに平和が訪れることを願って、
フランス人女性監督ロレーヌ・レヴィが、最後に希望を見せたように感じました。
日時: 2014年01月22日 16:18