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映画 ウォルト・ディズニーの約束 ジョン・リー・ハンコック監督

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夢と魔法の王国を作ったウォルト・ディズニーは、
娘が大好きだったメリー・ポピンズを映画化するために、
原作者であるP.L.トラヴァースのもとに何十年も版権を譲ってほしいと打診し続けていました。
そしてついにハリウッドにやってきたトラヴァースは、
脚本のアイディアや音楽、アニメの挿入に対してことごとく拒否し、
ついにはロンドンに帰ってしまいます。
この映画は、メリー・ポピンズの映画化の裏にあった、
作者であるP.L.トラヴァースと製作者サイドとのやりとりと、
彼女が幼い頃過ごした、オーストラリアでの父と娘の関係を織り交ぜながら、
物語がすすんでいきます。

最初はとても偏屈な彼女が、
なぜ世界中の人々に愛される物語が書けたのかとても不思議でした。
そして彼女にとってのメリー・ポピンズが何なのかがわかってくるにつれて、
少女時代の悲しい体験が、
その後の彼女の人生に及ぼした計り知れない影響を思って胸が痛みました。

ウォルト・ディズニー自身も、幼い頃父親との関係性に傷ついていたため、
彼女の心の中にあるものを理解し、彼女とある約束をします。

エンディングには、当時実際にあったやりとりのテープが流れるので、
かなり事実に近く作られたことがわかります。

この映画を見終わった後は、きっとメリー・ポピンズもみたくなります。

【ほし太の日向ぼっこ】

日時: 2014年03月14日 07:35