ほしいもブログ

『アデル、ブルーは熱い色』アブデラティフ・ケシシュ監督

201405211.jpg

2013年のカンヌ映画祭でパルムドールを受賞した話題の映画、
『アデル、ブルーは熱い色』をみました。

女性誌などでも取り上げられていましたが、
この映画は、女性同士の恋愛を時間をかけて丁寧に描いています。

とにかく主演の二人が、女優魂ともいえる役になりきった演技で素晴らしかったです。
監督が、主人公の名前を実名と同じアデルに変えたというから、
その狙いは達成されたといっていいでしょう。

殆どのシーンが説明的ではなく、
長回しの会話中心に進んでいくので、
高校生のアデルが恋を知り、悩み、そして成長していく過程を
すぐそばにいてみているような感覚でした。

たまたま女性同士の恋愛だったけど、そのことはあまり重要ではなくて
誰にでも起こりうる恋愛の悩みや葛藤を丁寧に描いた映画だと思いました。

179分という長い映画でしたが、
長さをあまり感じることなく、フランス映画らしい美しいシーンが印象にのこりました。

【ほし太の日向ぼっこ】

日時: 2014年05月24日 07:34