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ほしいもブログ
志の輔らくご in ACT
9月23日~26日までの4日間、
赤坂ACTシアターで、
立川志の輔の落語会がありました。
志の輔といえば、
今、最もチケットが取りにくい落語家と言われていて、
今までも何度かチケット申し込みをしたけどはずれで、
今回は珍しく当たったので喜んで行って来ました。
赤坂ACTシアターは初めて行ったのだけれど、
演劇やオペラ、バレエなどが上映される立派な会場でした。
なんと1300人も入るそうで、
それでも席は満席の立ち見席まであるという人気ぶり!
年間300席もの舞台をこなすそうです。
一席目は、創作落語「バールのようなもの」。
これを聞くのは3回目、何度聞いても面白いけど、
違う演目が聞きたかったなあ…。
二席目は語りで、森 鴎外 作の「高瀬舟」。
30分間、会場をしーんとさせて語りきりました。
演出や照明にも凝り、もはや1人芝居のようでした。
芝居は動きがあるけれど、これは座ったままでの語りなのに、
情景が浮かぶという演技力が流石でした。
三席目は、「徂徠豆腐」。
これは古典なのかなあ?
荻生 徂徠の逸話の噺で、初めて聞く落語でした。
とにかくスピード感は師匠の談志ゆずりで、
聞かせる力はかなりのものです。
でも、顎が外れるほど笑いたかった期待は
ちょっぴり外れたかなぁ…。
彼岸花
今年は夏が過ぎても猛暑が続いたため、
お彼岸になっても彼岸花が咲かないというニュースを読みました。
そうしたら、
ここのところ急に冷え込むようになり、
週明けに山梨に行く途中、
川の土手や、田んぼの畦に咲く
彼岸花をよく見かけました。
名前のイメージや墓地にも多く咲いていることから、
日本ではあまり縁起のいい花とは言えないけど、
花が少なくなってきたこの季節に、
まとまって咲いているのはやっぱり綺麗だし、
近くで見るととっても華やか!
欧米では園芸種として人気があるというのもわかります。
花が終わった茎や葉は、
浅葱やニラに似ていてうっかりすると食べてしまうらしいけど、
鱗茎にはリコリンという毒があるので気をつけなければ…。
ただ根っこにはでんぶんがたくさんあり、
リコリンも水溶性で水によくさらすと抜けるため、
救荒作物として、
江戸時代、飢饉の時には食べられていたみたい。
彼岸花までも食べなければならない飢饉が、
昔はあったんだろうなあ…。
この花を見ると、
色々なことに思いを馳せてしまいます。
小豆かぼちゃ
マクロビオティックの基本のレシピのひとつに「小豆かぼちゃ」があります。
使うのは小豆・かぼちゃ・塩・水・(昆布)だけ。
夏の疲れが出るこの時季、
身体が重い、むくむ、という人には特にお勧めです。
小豆には強い解毒作用があり、
むくみを改善し血圧を下げ、
悪いものを尿に排出してくれる利尿作用があります。
それは主に小豆の皮に含まれるサポニンという成分の働き。
サポニンは茹でる時に出るアクの成分でもあるので、
マクロビオティックでは豆は茹でこぼしはしません。
かぼちゃにも利尿作用と解毒作用があり、
胃腸を養い身体を癒してくれます。
また、昆布は入れなくても出来ますが、
昆布も利尿と解毒の作用があり、
海のものの昆布と、
山のものの小豆とかぼちゃを一緒に煮ると
相乗効果があるともいわれています。
かぼちゃは今が旬です。
お砂糖を入れなくてもかぼちゃの甘みでとっても美味しく出来ます。
今月のマクロビオティック♪
日々の過ぎるのがとても早くて、
ついこの間、8月のメニューを紹介したと思ったのに
もう月いちのマクロビオティックの教室の日になりました。
今月は、まだ暑さが残っているのを考慮してなのか、
あまり長く火を通さないで作る料理です。
メインは、ライ麦パンとカポナータ。
カポナータはシチリア地方の郷土料理。
玉葱、茄子、セロリ、ピーマン、トマトを2cm角に切り、
順に炒めて重ねていき、
最後はバルサミコ酢と塩、胡椒で味を整えるだけの
簡単で美味しい料理♪
あとはサラダが二種類。
パンにのせて食べたらとってもあいました♪
デザートは無花果の豆花(とんふぁ)。
豆乳とココナッツミルクを寒天でふんわり固めて、
ゆで小豆と豆乳に
ドライ無花果とブランデー、メープルシロップを
入れてミキサーにかけたソースを上に、
そして一番上にはアガベシロップをのせたら、
甘さとアガベの酸味がよくあって絶妙なハーモニー♪
今月も大満足なメニューでした。
「今月のメニュー」
ライ麦パンとカポナータ
胡瓜とアボカドのサラダ
とうもろこしとゴーヤの海藻サラダ
無花果クリームがけ豆花(とんふぁ)
我が家の猫、全員集合!
我が家の猫たちが全員集合するのは、
もちろん、ごはんの時間!
朝、寝室のドアの外で、
私が起きてくるのをじっとまっているのが、
灰色トラの『はと』と、雉トラの『ゆかちゃん』。
とくに『はと』は、ごはんがもらえるまで、
一生懸命さいそくします。
ごはんにあまり関心がないのか、
それとも、無駄な動きはしたくないのか、
ごはんが出てくるまで知らん顔なのが、
黒しろ柄の『シロちゃん』と、三毛猫の『けみこ』。
それなのに、何故かごはんに先にありつくのは
いつも『けみこ』と『シロ』。
たとえ、『はと』が先にごはんにたどり着いても、
後から来たけみこが、ちょいちょいっと手を出して、
横取りしてしまいます。
猫の世界にも、
要領のいいこはいるんだよね♪
『はと』、頑張れ!
「RDG(レッド・データー・ガール)」荻原 規子(角川書店)
荻原規子さんは、「空色勾玉」「白鳥異伝」「薄紅天女」の三部作から
ずっとファンでした。
古代日本を舞台にしたファンタジーは、
今まで外国のファンタジーを読んでいた私にはとても新鮮でした。
ファンタジーの面白さは、
その表現された世界の後ろに、
どれだけの表現されていない世界があるのかだと思います。
このシリーズは、早くも3巻目ですが、
まだまだ謎の部分が多く、今後の展開に期待しています。
そうそう、装丁が
私の大好きな「酒井 駒子さん」だということも、
またこの本の魅力をアップしています。
滑川の新米
9月4日に田んぼを見に行った滑川の新米が届きました。
今年は田んぼにひえが多かったので、
お米を洗う時ひえが沢山浮いてきました。
これも一緒に食べられたらいいのだけど、
中田さんが、このひえは食用じゃないと言ってたし、
周りの硬い殻がついたままなので、
残念だけど綺麗に取り除いて、
お水は少し控えめにして、お塩をひとつまみいれたら
圧力鍋で1時間、
今年の滑川産有機こしひかりが炊き上がりました!
白米の輝きとは違うけど、
玄米も、新米は艶が違います。
ひと口食べて、ああ美味しい♪
やっぱり玄米で食べたいのはここのお米です。
夏の疲れも新米パワーで吹き飛びそう!
日本人は、お米から力をもらうんだなぁと実感。
武士道セブンティーン」誉田 哲也(文藝春秋)
シックスティーンからの続編。
誉田さんは、剣道シーンの描写がとても上手です。
私は剣道をやったことは一度もないけれど、
このお話を読んでいると、
自分がまるで面をつけてその場にいるみたいに感じます。
中学の時の親友が剣道をやっていたことを思い出し、
妙に懐かしい気分になり、
久しぶりに彼女に会いたくなりました。
それとも、その当時の彼女に会いたいのかな…。
それにしても、今回はふたりの成長が著しく、
離れていてもお互いを思いやる香織と早苗の友情に胸が熱くなりました。
最後に早苗の出した結論には、
正直、そこまで自分を追い込まなくてもと思いましたが、
「武士道エイテイーン」での今後の展開がますます楽しみです。
THE GARDENのランチ
化粧品メーカーの「アルソア」には、
おそらく日本で始めてマクロビオティックを取り入れた
社員食堂「THE GARDEN」があります。
ここは予約をすれば一般の人でも利用できるため、
私が通っているマクロビオティックの料理教室でも
何人か行った人がいました。
21日の「マクロビオティック特別講座」が
このアルソア本社で行われたので、
昼食は「THE GARDEN」が利用できました。
この日のベジタブルプレートのメニューは、
ひえのコロッケをメインに、
ごぼうの味噌煮、かぼちゃのあんかけ、
青菜と油揚げのおひたし、大根おろし、
人参と小松菜とブロッコリーのサラダ
玄米ご飯とごま塩、かぶのお味噌汁に漬物でした。
どれもとっても美味しくて、
毎日ここで食事ができるアルソアの社員さんと、
娘たちがうらやましくなりました♪
マクロビオティックの講演会
娘の通う学校でマクロビオティックの特別講座があり、
父兄も聴講ができるというので行ってきました♪
午前は パトリシオ・ガルシア先生の「マクロビオティックの食」について、
学生にむけてなので、マクロビオティックの基本的なお話でした。
人間は何でも食べる事ができるし、楽しむことができる。
けれど、何を食べるのか割合を考えること。
そして、出来るだけ自然のもの、添加物のない、少ないものを食べること。
今一度自分の食生活について考えることができました。
また、奥様の未央さんが、
「自分が整っていなければ人の幸せは願えない」
とおっしゃっていた言葉が印象的でした。
まずは自分が健康になること、
そこからが始まりです。
午後は 久司 道夫先生の講演です。
この世の中は「不思議の国のアリス」の世界のように
不思議なことがたくさんある!
というお話から、
様々なお話をして下さいました。
時にはユーモアも交え、
とても84歳のお年とは思えない若々しさに驚きです。
最後に「美しさとは?」
1、自然・環境と調和がとれていること。
2、自分の生き方・物の考え方を表現している。
3、正しい食べ物を食べた人が自然に発散するもの。
というお話で締めくくられました。
一日中マクロビオティックについて学べる有意義な日でした♪
音楽の秋♪
伊豆の国市に在住の88歳の野田 脩次さんが、
50余年の間に手作りされた600本以上のヴァイオリンの中から
6本のヴァイオリンを使って演奏される会、
題して「おじいさまのヴァイオリンコンサート」に行きました。
手作りヴァイオリンといってもかなりのレベルで、
シュタイナーやストラディバリ、グァルネリなどの
16~17世紀に活躍した名工たちのモデルをコピーした
本格的なもの。
一部はよく聴くクラシックの名曲が、
それぞれのモデルを使って演奏されて
違った音色が楽しめました。
シュタイナーモデルは、現在のヴァイオリンの元になったという形で
音量はそんなに大きくないものの、深みのある音色で、
まさに年齢を積み重ねたおじい様の風格を思わせ、
ストラディバリは美しく繊細で、それでいて一本芯が通った力強さも感じました。
二部では、日本を代表する舞台女優の新井 純さんが語りを勤めた
音楽劇「兵士の物語」です。
ヴァイオリン、クラリネット、ピアノ、語り、という4人で、
情景が浮かぶほどの臨場感を醸し出していて引き込まれました。
野田のおじいさまのヴァイオリンを縁に集まった一流のアーティスト達が、
アットホームな雰囲気の中で、
一流の演奏を聴かせてくれる、とても素敵な時間でした。
また、休憩の時には、パティシエ 橋爪ちありさんの
手作りの焼き菓子(ピアノとヴァイオリンのクッキーとフルーツケーキ)
そして紅茶がふるまわれ幸せな気分を味わいました♪
演奏者
ヴァイオリン:山田 百子さん クラリネット:橋爪 恵一さん ピアノ:橋元 千賀子さん
語り:新井 純さん
心待ちにする料理!
毎年秋になると楽しみなのがこの「土瓶蒸し」。
かつおの出汁と鱧の出汁に、
松茸の風味が加わって、
それに「すだち」をちょっと絞って…。
本当に至福の味です。
鱧はこれで最後の夏のなごり、
それに秋の松茸が加わり絶妙なハーモニーを奏でます。
使い古された言葉だけど、
「日本人に生まれてよかった!」
でもどこで食べてもいいわけではありません。
我が家では食事に行くお店はいつも
静岡市の紺屋町にある「日本料理 治作」さん。
もう15年以上通っていますが。
いつもお料理はお任せ、
毎回の定番のメニューと、
その時季ならでは旬のものを上手に組み合わせて出してくれる。
だから、目の前に出してもらってから初めて
「ああ、今年もこの季節が来たのね」と思う。
だから、一年に一回のお楽しみの料理がいくつかあって、
この土瓶蒸しもそのなかの一つなのです。
我が家では、
外食イコール「治作さんに行く」こと!
板前の満さんは、若いけどかなりの腕前です。
優しい女将さんと、看板娘の妹のあっちゃんがいる、
アットホームだけれど味もサービスも一流のお店です。
モンパルナスの灯
新しく出来た静岡市美術館。
そこで10月2日から始まる、
「印象派とエコール・ド・パリ」展にちなみ、
美術館で「モディリアーニ」の映画を上映するという企画でした。
前から観たかった作品でもありとても楽しみにしていました。
なぜ観たかったのかというと、
主演の「ジェラール・フィリップ」のファンだから。
といってもまだ、「赤と黒」と「パルムの僧院」
しか観た事がないのだけれど…。
ジェラール・フィリップは、見た目の華やかさだけでなく、
演技力、表現力、そして醸し出す雰囲気がなんとも言えず素敵で
一度観た人は、きっとみんなファンになってしまうのでは…。
と思わせる俳優さんです。
でも若くして亡くなってしまい、
出演した作品数はあまり多くないので
大切に観ていきたいと思っていました。
でもまさかこの映画の後数年で、
しかもモディリアーニと同じ36歳で亡くなっていたとは
知りませんでした。
映画の結末はとても哀しくて
観終わってからしばらくは何ともいえない
やるせなさが残りました。
けれど事実はさらに悲劇的で、
映画で描かれていないその後、
モディリアーニの妻のジャンヌが夫の死後二日後に
身重でありながら投身自殺をしたという記事をロビーで読み
さらに衝撃がありました。
画家も、音楽家も、作家も、
生前認められず、悲劇的に生を終えた人の作品は
なぜこんなにも私たちの心を揺さぶるのでしょうか…。
芸術家の悲しい宿命なのかもしれません。
食堂かたつむり
ストーリーそのものは現実離れしているとは思うけど、
倫子が熊さんに手伝ってもらいながら、
食堂かたつむりを作っていく過程と、
一日一組だけのお客様のために、
料理を作る場面がとても好きです。
私は、最近こんな気持ちで料理をしていたかなあ…。
と少し反省もしながら、
ほんわかとした文体でとても癒されるけど、
実は「命」について考えさせられる。
そんな物語でもありました。
柴崎 コウさんがどんな倫子を演じたのか、
映画も観たくなりました。
切甲ほしいも
暑かった夏も、ようやく影をひそめ、
朝晩は秋らしくなってきました。
そうなると、
がぜん、食欲の秋!
干しいもが恋しい季節です。
茨城の産地だけで通じる名前だと思いますが、
切甲(せっこう)という干しいもがあります。
干しいもは、丸ごとのさつまいもを蒸して、
それを「突き台」という
ピアノ線を貼った台に通して切るので、
両端は少し薄く短くなります。
その両側二枚と、
途中で切れて短くなってしまった干しいもが切甲です。
いわば訳ありの干しいも!
だから値段も安くて
味はもちろん普通の干しいもと同じで、
甘くて美味しいのです。
小さいから食べやすくて、
私も自分用によく買って食べます。
人気があるので一時期しか出回らないから、
あるときは多めに買って冷凍庫に入れておきます。
干し芋のタツマはこちら
https://www.tatuma.co.jp/
乙女の密告
いわずと知れた、
赤染晶子さんの芥川賞受賞作品。
新聞の書評を読んで絶対読みたいと思った作品でした。
外国語大学に通う女子大生達が、
ドイツ語のスピーチコンテストの課題のために暗唱するのが、
『ヘト アハテルハイス(アンネの日記)』という設定。
ゼミの担当のバッハマン教授から、
乙女と呼ばれている女子大生たち。
それぞれのアイデンティティと
アンネの言葉を重ね合わせていて、
軽妙な文章の割りにテーマは重いので、
簡単に読みすすむけれど、難しく感じました。
一番印象に残ったのは、
バッハマン教授が語った
「…ホロコーストが奪ったのは人の命や財産だけではありません。
名前です。…異質な存在は『他者』という名前のもとで、
世界から疎外されたのです。…
『ヘト アハテルハイス』は時を越えてアンネに名前を取り戻しました。
アンネだけではありません。
『ヘト アハテルハイス』はあの名も無き人たち全てに
名前があったことを後世の人たちに思い知らせました。
あの人たちは『他者』ではありません。
かけがえのない『わたし』だったのです。」
現代日本には「ホロコースト」はないけれど、
皆が皆、かけがえのない『わたし』として、
自分自身も他者に対しても生きているのだろうか…。
そんな事を考えてしまいました。
ビブラフォンとフルート
毎月第二水曜日はライブハウス「もでらあと」の
クラシックライブの日です。
毎月同級生のフルートと、ゲストが出演するのだけれど、
今月はなんと「ビブラフォン」奏者とのデュオ。
「ビブラフォン」の音をライブで聴くのは初めてでしたが
その響きは本当に綺麗で、魂がふるえるような感覚でした。
色々な演奏があったけど、特に印象に残っているのは、
フィギュアスケートの浅田真央ちゃんがショートで使った
「仮面舞踏会」と、
映画「レッドクリフ2」の主題歌の「久遠の河」でした。
それぞれおなじみの曲だけど、
あらためて聴くと、
いい曲だなって、しみじみ思える演奏でした。
実は、途中まで演奏者3人に観客は私1人だけ、
なんとも贅沢。
でもこんなにいい演奏を1人で聴くのは勿体無い、
と思っていたら、
幸いにも2部の途中でノリのいいお客さんが
三人来てくれたのでほっとしました。
毎回とってもいい内容なので、
もしお近くの方がいたら、
是非第二水曜日は「もでらあと」へ…。
新米のひとめぼれ
今日、今年の新米を炊きました。
茨城県常陸太田市で契約栽培してもらっている「ひとめぼれ」は
タツマの中で一番早く届く新米です。
まず、お釜のふたをとってびっくり!
「新米ってこんなに光っているんだぁ、
まるで真珠をちりばめたみたい!!」
とあまりの美しさに最初の一杯を写真に撮りました。
上にのせたのは主人の母にもらった、
今年漬けた梅干。
新米の白に梅干の赤が映えて、
もうそれだけで絵になるなあと思います。
一口食べてそのあまりの美味しさにまた感動です。
適度な粘りと、もちもちっとした食感、
そして、何といってもその甘さです。
おかずなしで一杯食べられそうなくらいなんです!
普段は玄米を食べていますが、
新米はやっぱり白米でも味わってみたくなりますね。
硬くなってしまった干し芋は…。
今年の夏は暑いので、
封を切った干し芋は冷蔵庫で保存していました。
本当は、冷凍保存の方が柔らかいままでいいのだけれど、
暑い時は冷たい干し芋が以外と美味しかったのと、
冷蔵庫に入れても硬くなる前に食べればいいや!
と思っていたら、少し残して忘れてしまい
見つけた時は、もうカチカチに硬くなっていました。
でも硬くなってしまった干し芋も、
トースターで焼くと、焼き芋みたいに香ばしくなって
またまた美味しいのです。
特にまっ白い粉がふいている干し芋は、
焼くと粉が焦げてカリカリになり、
カラメルのような風味になります。
ク・ソフト クリーム
山梨県の清里に、
話題のソフトクリーム家さんがあるのを知ったのは最近でした。
テレビの旅番組だったと思うけど、
若い頃にはよく行った清里も、
最近はめっきり行く機会がなくなり、
141号線もただ通りすぎるだけ…。
でもテレビで見てびっくり!
ネーミングもさることながら、
その完成度の高い(?)形状に驚きました。
オーナーはかなりの洒落好きの方なんでしょう。
トイレ型の器に、
固めの○○を現わすコーンチョコまでのって、
スプーンにはハエまで付いています。
それならと、こちらも思い切ってチョコレートに挑戦!
ひと口食べて、これまた美味しくてびっくり!
でも、そりゃそうだ、
これで不味かったらどうしていいか分からないよね。
なかなか楽しい体験でした。
栃の実
名前はよく知っていたのに、
栃の実が生っているところは
今まで見たことがなかったです。
滑川のりんご園の
りんごの木の隣に栃の木が植わっていました。
りんごの木の虫除けになるのだそう!
栃餅や、栃の実せんべいなど
お土産ではおなじみだけど、
前に調べたら栃の実は、
わらの灰で丁寧にあくを抜かないと食べられないみたい。
それにすごく堅そうな実。
昔の人ってすごいなあと思います。
有機の田んぼ(富山県滑川市)
昨年は冷夏と草の影響で収穫量が少なかったために、
今年は途中で販売中止になってしまった、滑川の有機こしひかり。
変わりに販売したお米もかなり美味しい有機米だったはずなのに、
多くのお客様から、滑川のお米のほうが美味しいとの声が届きました。
以前から、農産物というのは、
作り手の人柄がよく出るものだと思っていました。
滑川のお米が美味しいのは、
やっぱり生産者の前仏さん、中田さんの真面目さによるものが大きいと思います。
有機栽培でお米をつくるのはとても大変な事、
生半可な覚悟では続きません。
現に、ここも最初は十数人で始めた有機米作りも、
現在は3人に減ってしまいました。
今年の有機の田んぼは、
稗が多いものの、稲もしっかり成長してくれているので、
去年よりはきっと豊作になることでしょう。
白山比咩神社(しらやまひめじんじゃ)
富山のお米農家を尋ねる途中で、
石川県白山市にある
白山比咩神社に寄りました。
ここは前から行きたかった場所。
この日の気温もおそらく35度以上の真夏日なのに、
境内に入ったとたん、
ひんやりとしたとても心地良い空気です。
大きな御神木の林があり、
静謐な時間の流れを感じます。
最近話題のパワースポットとして人気があるのもよくわかります。
不耕起栽培の田んぼ
9月になっても衰えない猛暑が続き、
京都では39.9度の記録的な気温が観測された日に、
滋賀県近江八幡市の不耕起栽培の田んぼに行ってきました。
不耕起栽培とは、田んぼを耕さない米作り。
もちろん、農薬も化学肥料も有機肥料すら使わない栽培。
地力だけを使って、
稲のもつ潜在能力を最大限引き出す栽培方法です。
稲刈りをあと1週間ほどにひかえた田んぼは、
稲穂がたわわに実っていました。
この夏の猛暑と極端な雨不足で、
生育が心配でしたが、
そんな人間の浅はかな心配をよそに
暑ければ暑いなりに、雨が少なければそれなりに
稲はちゃんと育ってくれます。
ここで育てているのは、コシヒカリではなく
在来種に近い品種。
それがこの栽培にはあっているようです。
「弱い神 」 小川 国男さん (講談社)
小川国男さんの遺作。
新聞の書評を読んで読みたくなり、
図書館でリクエストしたら、
しばらく待って、届いた本を見てびっくり!
578ページもある大作でした。
小川さんは、20年かけて完成させたとのこと。
最後まで読むのは無理かもしれない…。
ちょっと最初だけ読んでみて返せばいいや。
と思いながら読み始めたら、
時間はかかったけど
最後まで全然飽きることなく読み通せました。
一つには、物語が静岡弁で書かれていること。
大井川河口付近の架空の場所を舞台に描かれた物語は、
私が生まれる随分前の時代のことにもかかわらず、
どこか懐かしく感じました。
親子三代に渡る長い時間が、
はたから見ている第三者の目線で描かれていて、
登場人物の光と影、
そして作品全体に流れる小川さんの信仰心が、
一本の芯になっていました。
新さんま
秋になると食べたくなるもの、
芋・栗・かぼちゃ・きのこ・ぶどう…。
そして何ていっても「新さんま!!!」
今年はさんまが不漁で、
「新さんまは高い」と言われてたけど、
今日スーパーに並んでいたのは
それほど高くはなかったから、早速買いました。
(でもお1人様五匹までの制限つき)
まだちょっと身が細いからあんまり油はのってないかな?
と思ったら、
全然そんなことはなく大変美味でした。
まずは、塩焼きで食べて、
残りは、圧力鍋で骨までやわらかく煮付けにしましょうか。
萩の花
まだまだ残暑厳しい今年の9月ですが、
8月の終わり山梨の清里に行った時に、
もう萩の花をみつけました。
萩といえば草冠に秋、
秋を代表するような花ですね!
秋の七草のひとつでもあります。
でもこの秋の七草、
春の七草ほど知られていません。
私も何年か前に気になって調べました。
そしたら、万葉集のこんな歌が出てました。
秋の野に 咲きたる花を指折り(おゆびおり)
かき数ふれば 七種の花(ななくさのはな)
萩の花 尾花 葛花 撫子の花
女郎花 また藤袴 朝顔の花
作者は山上 憶良。
そのとき気に入って、手帳に書いた記憶があります。
朝顔は桔梗の花のこと。
秋の七草は
可憐で、なんとなく少し物悲しい風情があります。
いずみ干しいも(角切り)
夏は、冬ほど干しいもは食べません。
でも、
たとえば夜遅い時間にちょっとお腹が空いてしまった。
とか、
今日はカロリーとり過ぎだけど、甘いものが食べたい!
なんて時には、やっぱり干しいもは重宝です。
食べても自分に言い訳しなくてもいい、
後ろめたさがない食べ物だから…。
今日はゼイタクにいずみの角切りを食べました。
いずみといえば、静岡の干しいもは殆どがこのいずみ種です。
静岡の干しいもは全体的にパサパサしていて甘みも薄いのに、
茨城産いずみは、しっとりとしてとっても甘くて美味しいのです。
作る場所が違うとこんなに違うものなのかな~?
茨城ではこのいずみ種は栽培も加工も難しいと言われています。
あまり大きく育つことがないので、
茨城産いずみの角切りというのはかなり希少です。
角切りにするには大きなサツマイモでなければできないから…。
今日のは、けっこう白い粉がふいてきて、
やや堅くなってきたものの、
やっぱり、ちゃんとサツマイモの味がして
優しい甘さが嬉しいです。
追伸
もちろん、干し芋のタツマhttps://www.tatuma.co.jp/
のいずみ角切り芋です。
地球交響曲(ガイアシンフォニー)第七番 龍村 仁 監督
1992年に第一番が上映されてから18年。
今回、新作の第七番を観てきました。
出演者は、
環境教育活動家の「高野 孝子さん」
ツール・ド・フランスに三回優勝した「グレッグ・レモンさん」
総合医療医学博士の「アンドルー・ワイルさん」
高野さん以外の二人はアメリカ人にも関わらず、
今回のテーマは日本の神道!
日本人であってもなかなか目にする事が出来ない様々な神事を織り込み、
その中に流れる美と自然観を表現した美しい映像に癒されました。
立場の違う三人が
それぞれの経験を元に体得した、それぞれの哲学が、
表現こそ違っても何か共通しているように思えました。
「生かされている」と感じられること、
それこそが人間に与えられた
最も大切な、そして美しい資質なのかなと思いました。
マザコン猫、シロちゃん!
我が家には、母猫の「けみこ」とその娘たちが三匹います。
その中でもこのシロちゃんは
いまだにお母さんに甘えたがります。
えっ?毛並みが黒いのに何でシロちゃんなのって?
それは、シロが体は黒だけど足4本は白いから、
一緒に生まれた兄弟に、
そっくりの毛並みで足まで黒い
雄猫のクロちゃんがいたから。
残念ながら、
クロは生後1年くらいで家出してしまい、
現在は4匹とも雌猫ばかり…。
人間でいうと、けみこは60才、
シロたちはもう56才なのに、
シロだけは
いまだにお母さんのおっぱいを恋しがります。