ほしいもブログ

山桃のジャム

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子供のとき母の実家に大きな山桃の木があって、
梅雨の時季、たくさんなった実を、
父親が木に登って収穫し、みんなで食べた思い出があります。
その木は山の斜面に立っていたので実をとるのも大変でした。

その実はとったらすぐに食べないと傷んでしまうので、
一年に一度だけ味わうことができる味覚でした。
と言っても子供の私にとっては、
殆ど食べる部分の実が少なく、
味も、酸味があってちょっとしょっぱいイメージの
(おそらくスイカのように塩をつけて食べていたからだと…)
山桃は、それほど美味しいというものでもありませんでした。

今では母の実家を訪ねることもほとんどありません。
あの山桃の木は今でもあそこにあるのかな?

大人になってから妙に懐かしく、
もう一度食べてみたいと思うのですが、
山桃はおそらく流通にはのらないのでお店で見かけることもありません。

そうしたら、この前漆塗りの仲間から山桃のジャムをいただきました。
ジャムだから実際よりも甘いけど、
山桃の味はしっかり感じられました。
何十年ぶりかで食べた山桃、ちょっと感動です。

【ほし太の日向ぼっこ】

日時: 2014年07月26日 07:45