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SPAC演劇 『変身』

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フランツ・カフカの有名な原作を小野寺修二さんの演出で、
劇団SPACの俳優陣が熱演しました。

原作は高校生の時に読みましたが、
「ある朝目覚めたら巨大な毒虫になっていた…」という突拍子もないシチュエーションと、
毒虫になってしまった理由は明かされずすすんでいく物語に、
ただただ違和感を覚えたことだけが印象に残っています。

それがどのような演劇になるのかとても興味がありました。

そして期待以上のとても面白い演出でした。
そしてそれは、ひとえにSPAC俳優陣の身体能力の高さによって実現した傑作です。

勤勉なセールスマンであり、
一家を支えていたグレゴールがなぜ突然毒虫になってしまったのか、
その不条理さを思うとともに、
毒虫になったグレゴールを次第に持て余していく家族の姿に、
もし自分だったらどうするだろうかと、色々思いをはせる演劇でした。

【ほし太の日向ぼっこ】

日時: 2014年12月16日 17:35