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映画 龍三と七人の子分たち 監督 北野 武

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ビートたけしは好きですが、北野武 監督の映画作品は、
バイオレンスな感じがして、一度も鑑賞したことはありませんでした。

今回の作品『龍三と七人の子分たち』は、
今までの路線とはちょっと違い、
主役はヨボヨボの元極道の爺さんたち。
何だかとっても楽しそうなので試写会に応募してみました。

若い頃は凄腕でならした面々も、今では子供や孫の世話になり、
肩身の狭い生活を送っている。
息子夫婦と同居している龍三も、
木刀の素振りと背中の龍の刺青が自慢だが息子には煙たがられている。
ある日龍三がオレオレ詐欺にひっかかってしまい、
それが元暴走族の京浜連合の仕業だとわかる。

昔の仲間を呼んで一龍会を立ち上げ京浜連合に対抗することになるが、
集まったのは、寸借詐欺の爺さんや、震える手で拳銃を撃ちまくる爺さん、
仕込みステッキは落ちている煙草を拾うための爺さん、
未だ特攻隊気分でいる爺さんだったりとハチャメチャ。
行く先々で騒動を起こしながら、京浜連合との最終決戦へと向かう…。

結末は読めるんだけど、
随所にビートたけし的お笑いの要素がちりばめられていて、
なかなか一筋縄ではいかない映画で楽しめました。

それにしても配役がぴったりでした。

【ほし太の日向ぼっこ】

日時: 2015年04月26日 18:02