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岩波文庫「嘘つき男・舞台は夢」コルネイユ作 岩瀬孝・井村順一訳

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旦那様がSPACの舞台を観劇するために探し出してきた本です。
私は観劇後に読みました。

最後どんでん返しがあったので、
先に読まなくてよかったと思いました。

原作で、クランドールはけっこう嫌な奴ですが、
武石さんが演じるクランドールはやっぱり魅力たっぷりで、
三人の女性に愛される理由がわかりますし、
阿部さん演じるほら吹き隊長のマタモールも、
何やら愛すべき人物に思えてしまいます。

原作と演劇との一番の相違は、魔術師のアルカンドルです。
二人で一人の魔術師を演じる手法はとても面白いと思いました。

こうして視覚的に観た後に、
原作を読むと見落としていた部分も思い出し、
舞台を観た後の感動がまた甦って来て二度楽しめる感じがしてお得です。

【ほし太の日向ぼっこ】

日時: 2015年10月07日 17:56