ほしいもブログ

本の音 夜話

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ワインショップ エノテカ 銀座店 で、
文学ワイン会という催しがあり参加してきました。

娘が偶然見つけて誘ってくれたこの催し、
大体2カ月に一度開かれているようで、
今回で第4回目ということでした。
定員が26名というのも贅沢です。

ブルーノートでお酒を飲みながら音楽を楽しむように、
ワインを飲みながら文学の話を聴くという素敵なコンセプト。

そして今回のゲストがなんと、
私と娘の大好きな 原田マハさん。

実は下戸というマハさんでしたが、
作品中にはワインの登場シーンも多く、
今回一杯目にサーブされた白ワインは、
『楽園のカンヴァス』に出てきたリースリング。

とても香り高く飲みやすいワインでした。

幼い頃から美術全集(お父様がそのセールスをされていたそうで)に親しんでいたマハさん、
ピカソは永遠のライバルでした。
とのお話に会場からも笑いがおきました。

次に出された赤は、ボルドーのフルボディ。
スーモーキーなフレーバーで、
ブルスケッタ、ポテトサラダ、マリネ、
リオナソーセージなどを盛り合わせたおつまみともよくあって、
とても美味しかったです。

楽園のカンヴァスは構想25年で書かれたという話。
大原美術館での館長さんとのやりとり、
「僕はどこで死んでいたらいいですか?(ダヴィンチ・コードのように)」
など、とても楽しいお話が満載であっという間の二時間でした。

アートも文学も、そしてワインも、
生きていくために必ずしも必要ではないかもしれないけれど、
これらを楽しめるのは人間に生まれたからこそ、
これからも楽しんで人生を送りたいと思いました。

終了後は著作にサインも書いていただき満足。

機会があればまた是非参加したいです。


【ほし太の日向ぼっこ】

日時: 2015年05月20日 06:24