ほしいもブログ

『地下鉄のザジ 』ルイ・マル 監督

201605210.jpg

カンヌ映画祭真っ最中ですが、
一足先にカンヌと姉妹都市である静岡市で、
ゴールデンウィーク中に行われた、
シズオカ×カンヌウィーク 2016の企画で、
静岡市美術館で上演された「地下鉄のザジ」を鑑賞しました。

1960年にフランスで制作された、
ヌーヴェル・ヴァーグを代表するルイ・マル監督のドタバタ喜劇。
ということで楽しみにしていました。
主演のザジ役、カトリーヌ・ドモンジョは、
映画出演はこの一作だけということでまさにはまり役でした。

10歳のザジが、母親とともに生まれて初めてパリにやってきました。
母親は恋人とのデートのため、ザジはおじさんに預けられます。
パリに憧れていたザジの夢は地下鉄に乗ることでした。
けれどもその地下鉄がストのため動いていないことから、
一人で町へ出かけたザジが大人を巻き込んで大騒動を引き起こします。
最後は地下鉄に乗ることができたものの…。

パリの街中の名所をスピード感あふれる演出で、
次々に訪れるザジ。
ハチャメチャな展開で、生意気なザジに振り回される大人たち。
ストーリーもあって無いような感じで、
93分という短い映画ながら、
観終わった後はかなりの疲労感がありました。
社会に対する風刺も含まれていて、
子どもの映画と侮ると完全において行かれそうな内容でした。

【ほし太の日向ぼっこ】

日時: 2016年05月21日 17:01