新着記事

カテゴリー

アーカイブ

ほしいも 色の変化

ほしいも統計

日本各地のほしいも

よくあるご質問

ほしいもブログ

ほしいも農家の皆さん





ほしいもブログ

映画「FAKE」 監督 森 達也

201609040.jpg

森 達也監督のドキュメンタリー作品「FAKE」を鑑賞しました。

2014年、ゴーストライター騒動で渦中の人となった、
佐村河内守氏とその妻の日々を淡々と映し出しています。

現代のベートーベンともてはやされた栄光から一転、
ペテン師とされマスコミから一斉に叩かれた佐村河内氏。
この映画を見るまでは、
私自信もそういう印象を植え付けられていたことに気づきました。

新聞も雑誌もテレビも、視聴率と読者受けだけを狙って、
自分たちの都合よく情報を取捨選択して伝え、
その情報を受け取る私たちは何の罪の意識もなく、
よってたかって、一人の人間とその家族を、
社会から抹殺してしまう。
そんな怖さをひしひしと感じました。

FAKE…偽造する、見せかける、いんちき、そして虚報。
映画のイントロダクションに書いてありました。

一体誰が、何が、FAKEなのか。
森監督は、私たち一人一人に問いかけています。

ラストシーンを観終った瞬間、
色々な感想があると思いますが、
私には、この映画ですら「鵜呑みにするな。自分自身で判断しろ。」
と言っているように感じました。

そしてもう一つ、
これは夫婦愛のドキュメンタリーでもありました。
「世界中を敵に回しても、私はあなたを愛する」
そんな言葉を思い出しました。
実際その立場にならなければ、
この言葉の本当の意味も、真実もわからないと思うけれど、
奥様はまぎれもなくそれを体現していました。

それにしても、
佐村河内さんちの猫ちゃん、とっても可愛かったです。
彼(猫)が言葉を話せたら、きっと言いたいことが沢山あるでしょう。


【ほし太の日向ぼっこ】

日時: 2016年09月04日 18:44