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家族旅行 その3

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二日目の朝10時、知床を後にして、
広々とした北海道らしい風景の中、阿寒湖へ向かいます。

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途中の目的地「神の子池」に到着。
看板によると、
摩周湖の伏流水でできているという言い伝えで、
一日12000tもの水が湧き出ています。
周囲220m、水深5m、水温は年間通して8度で、
沈んだ倒木がいつまでも腐らないそうです。
青く澄んだ水底が、何とも幻想的でした。

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次は裏摩周湖展望台に向かいました。
途中山も何もないところにトンネルがあり、
全員「なぜ?」と疑問に思いましたが、雪シェルターでした。
そういえば道路の両端には信号機くらいの高さに↓が吊るされています。
積雪があった時道路の端がわかるようになんですね。

裏摩周湖展望台はとにかく寒かったです。
道内からの観光客の一人が、
なぜかクマザサをこっそり採取していたのを見て、
それ以降私たちの間で、国立公園で違法に採取していた「脱法おかみ」
(旅館で料理の添え物に使うのだと)と呼ばれていました。

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裏摩周湖展望台の次は、
いよいよ摩周湖第一展望台へ。
青空が広がり神秘的な摩周湖の青さが際立ちます。
巨大なカルデラ湖です。
さすがにここは観光客が多かったです。

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展望台下のレストハウスでは、
エゾリスが可愛い姿をみせてくれました。

リスに興奮していたら、
他の観光客のおじさんから「もっとすごいものがある」と、
昨日撮影したばかりのヒグマの映像を見せてもらいました。
知床の川に遡上した鱒をクマが捕って食べる様子が、
迫力満点に写っていました。
昨日は私たちも知床にいたのに…。
それから川を見るとクマがいないか探してしまうようになりました。

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ここで昼食として、摩周湖ラーメンとカレーパンを食べました。
硫黄山で作った温泉卵入りとのこと、
揚げたて熱々のカレーパンが半熟卵入りで美味しかったなぁ。

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摩周湖温泉という道の駅に寄ってちょっと足湯休憩。
中々熱い温泉でしたが気持ちよかったです。
男性陣3人は、ここでしばしお昼寝。
女性陣はお買い物。
かぼちゃのジェラートが美味しかったです。
またここ弟子屈町は元横綱大鵬関の故郷ということでした。

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雌阿寒岳を眺め、阿寒湖へ。

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阿寒湖畔の温泉街に着きました。
宿に入る前に、
娘が寄りたいと言っていた『アイヌコタン」へ。
ここには、戸数36、約120名のアイヌの方々が住んでいて、
北海道最大のコタン(宅地)なのだそう。
工芸品を販売したり伝統的な踊りを披露してくれます。

アイヌ民族は和人より古くから日本に住んでいました。
自然をカムイ(神々)と呼び、
「カムイありて我あり、我ありててカムイあり」との互助精神で、
自然を改造・破壊・汚染することなく生活してきた民族です(アイヌコタンHPより)

ここで工芸品のお土産を買い、
アイヌの伝統的な楽器「むっくり」も手に入れました。
本来は糸がついて演奏に練習が必要なものと、
誰でも簡単に音が出せる簡易版とがあり、
私は簡易版を買ったのですが、二人は糸付きの難しい方を買い、
お店の人に指導してもらいました。
その後、むっくりは色んなシーンで登場し、
この旅を盛り上げるのに一役買い、かなり楽しめました。

【ほし太の日向ぼっこ】

日時: 2016年09月17日 06:50