新着記事
カテゴリー
アーカイブ
- 2017年05月
- 2017年04月
- 2017年03月
- 2017年02月
- 2017年01月
- 2016年12月
- 2016年11月
- 2016年10月
- 2016年09月
- 2016年08月
- 2016年07月
- 2016年06月
- 2016年05月
- 2016年04月
- 2016年03月
- 2016年02月
- 2016年01月
- 2015年12月
- 2015年11月
- 2015年10月
- 2015年09月
- 2015年08月
- 2015年07月
- 2015年06月
- 2015年05月
- 2015年04月
- 2015年03月
- 2015年02月
- 2015年01月
- 2014年12月
- 2014年11月
- 2014年10月
- 2014年09月
- 2014年08月
- 2014年07月
- 2014年06月
- 2014年05月
- 2014年04月
- 2014年03月
- 2014年02月
- 2014年01月
- 2013年12月
- 2013年11月
- 2013年10月
- 2013年09月
- 2013年08月
- 2013年07月
- 2013年06月
- 2013年05月
- 2013年04月
- 2013年03月
- 2013年02月
- 2013年01月
- 2012年12月
- 2012年11月
- 2012年10月
- 2012年09月
- 2012年08月
- 2012年07月
- 2012年06月
- 2012年05月
- 2012年04月
- 2012年03月
- 2012年02月
- 2012年01月
- 2011年12月
- 2011年11月
- 2011年10月
- 2011年09月
- 2011年08月
- 2011年07月
- 2011年06月
- 2011年05月
- 2011年04月
- 2011年03月
- 2011年02月
- 2011年01月
- 2010年12月
- 2010年11月
- 2010年10月
- 2010年09月
- 2010年08月
- 2010年07月
- 2010年06月
ほしいもブログ
久しぶりのコンサート 第二部
Trio Amicus のジョイント・リサイタル第二部は、フルートソロから
☆J.S.バッハ:無伴奏フルートのためのパルティータ イ短調 BWV 1013
Ⅰ.アルマンド Ⅳ.ブルー・アングレーズ
バッハがフルートソロのために残した唯一の作品で4楽章からなる古典組曲。
それぞれが違う国の舞曲をモチーフに構成されているそうで、
アルマンドはドイツ風、ブルー・アングレーズはイギリス風とのこと。
文字通りフルート1本だけの演奏は、
かなりの技量を必要とする難曲ですが、
それを感じさせない軽やかな旋律は、
思わず体が動き出すような、リズミカルで心浮き立つような気分になります。
☆ストラヴィンスキー:夜鳴き鶯の歌(ピアノソロ)
Ⅰ.中国皇帝の宮殿の祭 Ⅱ.二羽の鶯 Ⅲ.中国皇帝の病気と快復
ストラヴィンスキーがオペラとして作曲を依頼されたものが、
長い間完成されず、途中で作風が変わり、
第1幕と2幕3幕はまったく違う曲調となったそうです。
その2,3幕は、交響詩とバレエ音楽に再構築され、
交響詩をピアノソロ版へ編曲したものが本日の演奏。
いきなりドラマチックに始まり、途中も様々なフレーズが現れて、
ナイチンゲールの鳴き声も感じられる大曲でした。
☆チェレプニン:ソナチネ・スポルティヴ(サクソフォン&ピアノ)
Ⅰ.ボクシング Ⅱ.ハーフタイム Ⅲ.レース
元はファゴットとピアノのために書かれた曲なのだそうですが、
サクソフォンの音色にとてもあっていると思いました。
優しい響きに癒されます。
☆村松崇継:EARTH(フルート&ピアノ)
プログラムに紹介されている作曲者のコメント、
「一人のフルート奏者が世界中を旅している。そして旅をしている中で
大切なことに気づく。ピアノは単なる伴奏ではなく
フルートと共に寄り添うオーケストラをイメージして作曲した」
という言葉が何よりもこの曲を表しています。
壮大でいて繊細、時に激しくそして優しい、まさに地球を感じる曲。
ホールで聴けて幸せです。
☆デュボア:道化師の小屋(トリオ)
Ⅰ.序幕のファンファーレ Ⅱ.ロマンス Ⅲ.下品なワルツ
うん、これはまさにタイトルのイメージ通りの曲。
聴きながらイタリア映画の「道」を思い出しました。
人を笑わせるのが道化師なのに、いつもなぜか悲しそうに感じてしまいます。
アンコール
☆カッチーニ:アヴェ・マリア
実はカッチーニの作曲したものでないことが近年わかったけれど、
そんなことはどうでもよくなるくらい、美しい曲で大好きです。
☆伊藤康英:ラグ・タイム・マーチ
コンサートの締めくくりにぴったりだと思いました。
今宵の宴も滞りなく終了し、心うきうき家路につきます。
2時間の音楽旅行は、選曲も楽しくて久しぶりのコンサートホールを堪能しました。
やっぱり生で聴く演奏は素晴らしいです。
だけど演奏されているご本人たちが一番気持ちよさそうで、
それを一緒に体感できる幸せをしみじみ感じました。