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ほしいもブログ
芸術的なざる
木楽名会で私たちに竹ザル作りを教えてくれている原田君は、
山梨県の「富士河口湖町勝山スズ竹伝統工芸センター」、
通称「ザル学校」で学んでいます。
メンバーの山口さんも
ザル学校に時々顔を出すようになったので、
お願いして、そこの名人たちが作ったザルを買ってきてもらいました。
私たちが最初につくったザルと編み方は同じザルの大きいものと、
全く違う編み方のざるを二枚、買ってきてくれました。
思わず見とれてしまうほど、まさに芸術品のようなザルです。
このザルを見ていると、
美術品ではない日常の雑器など、
無名の職人による民衆的美術工芸の美を発掘した
柳 宗悦の民芸運動を思い起こします。
ケミコのケガその後
傷口を縫合してからすこぶる元気な「ケミコ」
しばらくは調子が悪くて自重していた、
外にも元気に出かけるようになってしまいました。
ところが…。
縫合後初めての診察で、
傷が思ったよりもくっついていなかったので、
補強が必要となりまたまたプチ入院。
夕方迎えにいったら包帯でぐるぐる巻きの姿に…。
傷口を足で掻いてしまうので包帯を巻いたのだそう。
その包帯が邪魔なのか、
歩くのも寝るのも変な格好になってしまい、
その姿が我が家で人気です。
薬も処方され、
美味しいキャットフードに混ぜたら、
薬だけ綺麗に残してあり、
無理やり口の中に入れたら吐き出す始末。
これを毎日ケミコに飲ませるのかと思うと先が思いやられます。
治作さんのお料理
このところの天候不順で市場に魚が入らず、
「定番のものばかりで…」と申し訳なさそうに言われましたが、
定番だろうとなんだろうと、
いつでもその時の一番美味しいものを用意してくれています。
中でも楽しいのが八寸。
トリガイと九条ネギアサリの酢味噌あえ
これが嫌いな女の人はまずいないでしょう。
ほおずき(ストロベリートマト)
トマトのようですが、マンゴーのような南国のフルーツの味。
まだかなりレアな食材で、
治作のお客さんが品種改良に携わったため手に入ったそうです。
枝豆
いつも、父が作るとれたて絶品の枝豆を食べ慣れていますが
それに匹敵する美味しさ。
ウナギの肝
サッパリとしたゼリー寄せになっていて、
夏を感じます。
アンキモのソテーちり酢がけ、
一口食べて、フォアグラかと思いました。
夏のアンキモは油がのっていないので、
一手間かけて洋食風に仕上げたそう。
ちり酢で他の食材とのバランスをとっています。
どのお料理も美味しくて満足しました。
やっぱり、美味しいものを食べると幸せになりますね~。
※写真の大吟醸は、
平成5年から十年までに仕込まれた長期熟成の酒。
これを治作さんの美味しいお料理と一緒に写真撮影させてもらいました。
いつもありがとうございます。
ふじのくに演劇祭⇔「THE BEE」
ふじのくに⇔演劇祭の目玉とも言える「THE BEE」を観ました。
とても面白く、とても恐ろしい演劇でした。
前半は圧倒的なスピード感と最小限のセットで
物語の状況を観客に知らしめます。
たった4名の俳優が1人で何役もこなし、
その代わりようも鮮やかでした。
宮沢りえさんが出演するということで、
りえさん目当ての観客も多かったと思いますが、
その演技力には驚きました。
4人がかなりの演技力がなければ成り立たない芝居です。
後半は象徴的なシーンを積み上げていき、
どんな人間も持っている、
悪という感情の行き場を表現します。
被害者であった井戸が自分自身を、
「被害者でいる適正がないことがわかった」
と言いますが、
もし、自分の大切な人が殺されたり、命の危険に晒されたら、
誰でもその相手を殺してやりたいと思うでしょう。
だからその場面での井戸の気持ちは理解できます。
けれど犯人とのやりとりを重ねるうちに、
もはや目的は家族の救済ではなく、ひたすら悪へと向かいます。
それは井戸の「…彼が悪くなればなるほど、それは善いことなのです。」
という台詞が象徴していたように思います。
最初は小さな個人だけの悪が、
民族、国家へと負の連鎖のイメージをエスカレートさせて物語は終わります。
観終わった後はかなり重い気分になりますが、
この短い時間に表現された内容を考えると、
まさに一流のエンターテイメントだと思いました。
それにしても、劇中歌が耳に残って離れません。
ケミコのケガ
ケミコの傷口を縫合する日が来ました。
朝から麻酔をかけて、一日のプチ入院です。
傷は直径5センチ以上開いていて、
筋肉組織が見えるほどの大怪我で、
見ているこちらがビビッてしまいそうなほど痛々しかったけれど、
当の本人(猫)はいたって元気!!
食欲も旺盛で、
動物病院で戴いたサンプルのキャットフードが
よほど美味しかったらしく、もりもり食べて、
私たちが食べているものまで貰おうと虎視眈々と狙っていました。
カレーうどんのうどんだけもらったり(何が美味しいのかな~)
最初は同情されて特別扱いだったけど、
それも忘れそうなほど元気いっぱいでした。
夕方迎えに行くと立派な縫い後。
数えたら13針も縫ってありました。
通院は残り3日で完治の予定。
お願いだからもう「ケンカはやめてね~」
夏の練り切り
義母の友人の和菓子屋「みさわ」さんのお菓子を戴きました。
いつも季節にあった練り切りが楽しみです。
今回は「とうもろこし」「かさ」「あじさい」に、定番の「かのこ」。
そして黄色のは何かな~?
これだけまわりが求肥でした。
目で見て楽しんで、食べてまた美味しい。
和菓子っていいですね~。
干し芋農家さんからの戴き物♪
この時期農家さんの家に行くと夏野菜をたくさんいただきます。
今日は戴いた野菜をつかって、
ヘルシー野菜弁当を作りました。
かぼちゃの煮物。
ブロッコリーの蒸し焼き。
オクラのおかか梅和え。
おかひじきと油揚げの煮びたし。
糸コンとハムのきんぴら。
きゅうりの塩こうじづけ。
鶏照り焼き。
玄米ごはん。
野菜たっぷりで満足満足♪
デザートには和男さんの奥さん手作りのバナナのケーキ。
ボリュームたっぷりでみんなで美味しく戴きました。
犬猫病院通い
我が家の一番のおばあちゃん猫「ケミコ」。
若い頃は気が強かったけど、
最近は性格がかなり丸くなったと思っていたのに、
2,3日前、外で喧嘩の大きな鳴き声が…。
めずらしく「ケミコ」でした。
その時は何事もなく終わったと思いきや、
台風接近のときに外から帰ってきたのでお風呂で体を洗ったら、
なにやら肩の辺りが腫れていて触ると痛がるので「どうしたのかな~?」
と思っていたら、
翌日そこの皮膚が破れて写真のような状態に…。
急いで犬猫病院へ連れて行ったら、
「ケガですね。かなりひどくて組織が壊死しているところもあります」
「命には別状ないですが、すぐには縫合できないので毎日消毒に来てください。」
と言われました。
以来毎日通院、今日で三日め。
一日二日は食欲もなく元気もなかったけど、
注射が効いたのか食欲も旺盛に。
ついでに蚤の薬もお願いしました。
元気になったのは嬉しいけど、
毎日の病院代が結構痛いです。
それから病院で、「ケンカだと逃げるときにお尻や背中をやられる場合が多いですが、
前側なので勇敢に向かっていったのですね」
と言われました。気が強さは健在のようです。
来週月曜日には、いよいよ麻酔をかけて縫合します。
自然農の田植え
6月には珍しい台風上陸の翌日、
静岡市葵区坂の上で自然農の田植えに行ってきました。
先週の土曜日に予定していたものの、
雨で翌日になり、
日曜日は行けなかったので、平日なんとか都合をつけていくことに…。
写真は苗床。
二週間前より、さらに苗が育っていました。
まずは苗床から苗を土ごと掘り出し、
一本づつ根に土をダンゴのようにつけながら分けて行きます。
田植えができるように苗を準備するところから始まります。
いつもの年は苗を1本づつ、穴を掘って埋めて行きますが、
今年は先にいくつかの穴を掘って効率よくやりました。
掘った穴に苗を1本づつ置いて行きます。
これでいちいち取りにいかなくても手際よくできます。
この田んぼは、今年一年慣れるために7人くらいで一緒に作業しています。
みんな予定がバラバラなので行けるときに行きます。
この日は二人だけでしたが、
私たちが帰った後に1人来て作業していったようです。
自然農の田植えは一日で終わらず、
師匠の町田さんは自分の田んぼに1ヶ月近くかけて苗を植えていきます。
苗を植えた後の田んぼ。
雑草は田植えの前に刈り払いするだけなので、
草をどけながら土を掘り、苗を植えます。
ずっとしゃがんでいるので腰が痛くなったり、
鎌で土を掘るので手にマメができたりもします。
今年の苗床は去年まで一般栽培していた場所。
なので草もはえず、苗も大きく成長しました。
けれど町田さんの苗床は、
もう何年も自然農をしている場所なので、
苗は大きく育たないけど、根っこがしっかりと張っていました。
一番手前が自然農の苗。
後ろ二本は自分たちの苗。
背は高く伸びたけど、根っこが短かかったり少ないです。
一日作業した田んぼ。
一列に108本の苗を植えました。
二人がかりで一日やっと5通りでした。
日曜日は8人で14列だったそう。
残りがあと8列か9列なので、
三人でやれば一日で終わるかな?
坂ノ上の田んぼのまわり。
のどかな田園風景です。
イモリがたくさんいました。
百合の花が満開♪
時々出勤途中に通る「清水区の有東坂池」の周りに
オレンジ色の百合の花が咲いています。
ここは春、桜が綺麗なのでその季節には必ず通るのですが、
久しぶりに通ったら、
オレンジ色の絨毯のように百合が満開でした。
去年の記憶がないので、
今年からなのか、
去年は気づかずに過ぎてしまったのかはわかりません。
でもかなりの見ごたえです。
標識に「リュウノヒゲ」と書いてあったので、
てっきりこの百合の名前だと思ったら、
「リュウノヒゲ」は白くてもっと小さい花でした。
百合の種類がたくさんあって、
調べたけどこの百合の名前はわかりませんでした。
たぶんスカシユリの仲間だと思いますが…。
手入れをされている方、
たくさんの人の目を楽しませてくれてありがとうございます。
台風の爪あと
6月に台風が上陸したのは8年ぶり。
コンパクトな台風らしく、
昼間は雨風ともにおだやかでしたが、
夜の深まりと共に、次第に風も雨も強くなり、
我が家の猫たちも少しおびえているようでした。
翌朝あちらこちらで木の葉やシートのようなものが散乱していて、
我が家の柿の木も、
枝がポッキリ折れていました。
もう小さな柿の実がいくつもなっていたので残念です。
心配したきゅうりの蔓はなんとか持ちこたえたようです。
静岡市の広野では桃の栽培が盛んですが、
落ちてしまった桃の写真が新聞に出ていて気の毒でした。
父親の畑でも枝豆が根こそぎ、
とうもろこしも倒れたと言っていました。
「スイカはカラスに全部食べられた」と、
これは台風は関係ないですね~。
新聞紙のエコバック
去年から時々見かけるようになりました。
友人の後藤さんがいち早く作ってくれたので、
私も愛用していましたが、
新聞紙が材料とは思えない程しっかりした作りでした。
「自分でも作ってみたい」と思っていたら、
後藤さんが図書館で
「まさこおばちゃんの新聞エコバックの作り方」
という本を借りてきてくれました。
早速それを見ながら作ったのがこれ(写真)
日本経済新聞の日曜版の見開きは、
毎週カラーの美術特集なので、
それを使うといい、というのも後藤さんが教えてくれました。
簡単ですが、
綺麗に作るのは中々大変、
もう少したくさん作って慣れれば上手になるかしら…。
LADUREE のマカロン♪
東京で娘がお土産に買ってきてくれました。
正確には、娘の彼氏が買ってくれたのだそう。
高価な買い物をさせてしまい申し訳ないです。
前に銀座でお店に行ったことがありますが、
とっても可愛くて、
まるでパリにいるみたいでした。
マカロンの味は…。
今まで食べたどのマカロンよりも、
外側は柔らかくてすぐにほろっと溶けてしまいます。
最初に食べたのはバニラとローズ。
(食べた後で写真を撮ったのでその二つが抜けています)
ガナッシュそれぞれのフレーバーが際立っていて、
特にローズは口の中に薔薇の香りが広がります。
映画の「マリー・アントワネット」の世界を思い出しました。
ギフト・ボックスは日本限定のものだそう。
箱も凝っていて、
食べ終わったあとも大切な物を入れてとっておきたいです。
可愛いお客さん
土曜日の木楽名会に可愛いお客さんが来てくれました。
友人のお嬢さんで、
日曜日は父の日だからと、
ホワイトボードにお父さんの顔を描いていました。
今年一年生になったばかりなのに、
もうこんなに上手に絵が描けることに驚きです。
ついでに知っている漢字もいくつか書いていました。
話すことも面白くって、
父親である友人もたじたじになる場面も…。
我が家の娘もこんな可愛い時期があったことを
忘れずにいたいものです。
友人には、この可愛い時季を大切に
楽しんでもらいたいです。
水芭蕉?と思ったら…
坂の上の田んぼに咲いていました。
「夏の思い出」という歌の、
水芭蕉の花が咲いている…。
という歌詞を思い出して、
これはきっと水芭蕉!!
だと思っていたら、
水芭蕉は平野では4月から5月に咲くみたい。
それに花がちょっと違ってました。
ではこの花は何?
と調べたらカラーでした。
思い込みってこんなものですね。
今月のもでらあとライブ♪
今月は美女二人とフルートのトリオ♪
まずはソプラノ歌手の澤井 妃巳乃 さん。
ミス静岡にもなったことがあるという正真正銘の美女。
歌声も美しくて、
金子みすずの詩に浜松市在住の作曲家伊藤康英さんが曲をつけた
「私と小鳥と鈴と」や、
プッチーニやロッシーニの歌曲、
美空ひばりさんの「愛燦燦」など
多彩な歌声を聴かせてくれました。
フルートは、
「私のお父さんによるファンタジー」という、
歌曲をフルートで聴かせてくれたり、
ジュナンの「椿姫によるファンタジー」でテクニックを駆使し、
村松崇継さん作曲の「EARTH」で、
雄大なメロディを聴かせてくれました。
また三人でシューベルトの「岩上の羊飼い」
アダンの「ママ聞いてよ」による変奏曲、
フィナーレにマイ・フェア・レディの「踊りあかそう」。
何より最初から最後まで、
かなりの難曲を弾きこなした素晴らしいピアニスト、
木村七重さんがよかったです。
今宵もとっても楽しいライブでした~♪
出演者
フルート:佐藤 充一さん
ソプラノ:澤井 妃巳乃さん
ピアノ:木村 七重さん
クワイエットハウス もでらあと
静岡県静岡市清水区新緑町 6-28 TEL 054-335-3234
映画 「愛と誠」
久しぶりの試写会。
「愛と誠」懐かしいです…。
でも何回か映画化やドラマ化されているのに何故また?
そして娘が「ミュージカル仕立てらしいよ」言っていたのでまたもや???
始まりから変でした。
愛と誠が幼い頃、出会うシーンが、
なんとアニメーション。
途中で主人公たちが昭和の歌謡曲を歌い踊るのだけれど、
その振り付けがまたなんともおかしくて…。
会場のあちこちで笑いが起こり、
原作を知っている身としては最初から戸惑いっぱなしでした。
でも誰かが書いてましたが
「大真面目にふざけてつくった映画!!」なんですね~。
当時も突っ込みたかったところに、つっこんでくれている爽快さ、
慣れるとだんだん快感になってきます。
確かに好き嫌いが分かれそうな映画だけど、
観終わってからも、じわじわと楽しくなってくる、
そんな映画でした。
「楽園のカンバス」 原田 マハ
久しぶりに一気に読んでしまうほど面白い本に出会いました。
2002年、東京上野の森美術館で開催された「MOMA展」
私の一番のお目当てはゴッホの「星月夜」でした。
その絵の前で、
ゴッホの強烈なエネルギーに圧倒された記憶が今でも鮮明にあります。
その中で、全くノーチェックだったのがアンリ・ルソーという画家。
初めてルソーの絵を観たのがそのMOMA展でした。
「眠るジプシー女」という絵の前に立った時、
ゴッホとはまた違う、
不思議な別の世界へ誘われる魅力を感じて、
ルソーはその時から私の大好きな画家となりました。
その「ルソーを巡るミステリー」とあれば、
ワクワクしないわけがありません。
最近よく耳にするようになった「キュレーター」という職業や、
名画にまつわるさまざまなエピソードもとても興味深かったです。
事実を交え、用意周到に描かれた物語にぐんぐん引き込まれて、
まるで自分がルソーと同じ時代に生きて、
同じ空気を吸ったような、
読み終わった後、
ちょっぴり悲しくてそして温かい気持ちになれる最上級の本でした。
劇団spac「マハーバーラタ」
6月2日から始まった「ふじの国⇔世界演劇祭」。
ペール・ギュントに続いて、
絶対に観たかったのがこの「マハーバーラタ」です。
日本平の中腹にある野外劇場は、
昨年、泉鏡花原作の「天守物語」を観た場所。
そこで、このインドの古典を演じるとどんな雰囲気なのか…。
始まる前から期待で胸が高鳴りました。
宮城さんが演出するとインドの古典も日本の雅な世界に変わります。
衣装は平安時代の貴族を思わせるもの。
台詞の大部分は1人の役者が語り部となり、
声色をかえて演じ分けます。
演技者(ムーバー)は、まるで歌舞伎や能のように動きます。
そしてところどころに昭和を思わせるユーモアやダジャレ、
そして影絵や、人形劇のような仕掛けもあり、
まさにザ・エンターテイメントといったスペクタクルな舞台。
「祝祭劇」という言葉がぴったりでした。
劇団spacの存在は、
静岡県民として本当に誇らしいものだと、また実感しました。
星野舞子 バストロンボーンリサイタル2012
バストロンボーンという楽器の、
ソロの曲を聴く機会は今までありませんでしたが、
「ブラスオルケスタ静岡」の演奏会に行くようになって、
この星野舞子さんのファンになりました。
音楽には、人を幸せにする力がありますが、
同時にその音楽を奏でる人の、人柄までも演奏に出るように感じます。
星野さんの音楽は、
ご本人が音楽を心から愛する気持ちが伝わってきて、
聴いているこちらも楽しく幸せになります。
一部はリサイタル形式で、
難しい大曲が多かったのですが、
初めて聴くバストロンボーンの世界を堪能することができました。
久米涼子さんのピアノも素晴らしかったです。
二部は、
それこそ星野さんの真骨頂。
ブラスオルケスタのメンバーと楽しく
エネルギッシュな演奏を聴かせてくれました。
星野さんの大学時代の同級生鈴木太一さんの編曲による早春賦や、
プログラム最後の、静岡交響楽団打楽器奏者で編曲家の杉浦邦弘氏が
編曲したFesta Artro(大トロ祭り)など聴き応え充分でした。
アンコール最後のチック・コリアの「スペイン」は、
エイトカンパニィ主催「GOLD POP~ゴールドポップ~ コンテストHP」
にて最も優れた演奏に選ばれたというだけあって、
迫力ある渾身の演奏でした。
たまたまチック・コリアがオーケストラと共演した
「スペイン」のCDを聴いたばかりだったのですが、
ブラスオルケスタ静岡の演奏の方がずーとよかったです。
こんちぇるてっくなお寺の夕べ
4月に但沼の東壽院というお寺でライブを開催した、
「トラディショナル・サウンド」さんの企画したライブにまた行ってきました。
今回は静岡市葵区の「顕光院」というお寺で、
トイピアノとキーボード、メゾソプラノ、チェロのクラシック音楽と、
劇団SPACの俳優「奥野 晃士」さんによる動読。
初めて聴くのが、トイピアノによる演奏。
子供向けのおもちゃと思いきや、
音程の狂いも生じない大変しっかりとした作りのもので、
トイピアノを使って演奏する、プロのピアニストが世界中に何人もいるらしい。
今回のトイピアノは静岡県浜松市にある㈱河合楽器による制作のもの。
トルコ行進曲や、オリジナルの「粒/流」など、
可愛らしい音色と響きが、おとぎの国の音楽のようでした。
今開催中の「ふじの国世界演劇祭」にちなんで、
グリーグ作曲「ペールギュント」より『ソルヴェイグの歌』や、
奥野さんによる「恋はロミオとジュリエット」の動読など、
今回も3時間もの長丁場による盛りだくさんな内容でした。
ピアノ:須藤 英子さん
メゾソプラノ:山本 彩子さん
チェロ:森谷 佳奈さん
三人ともに東京芸術大学音楽部の同級生ということで、
レベルの高い演奏でした。
丸形庇付ポスト
子どもの頃は、ポストといえばこの形でした。
けれどいつからかポストは四角になり、
この丸い形は身近で見かけることはなくなってしまいました。
ところが静岡市清水区興津の旧道沿いでは、
まだこのポストが現役で働いています。
お客様のところにお米を配達するとき、
いつもこのポストが目印です。
今まで気づかなかったのですが、
説明書きの看板がついていました。
それによると、
郵便ポストが登場するのは明治4年。
最初は木製で「書状集箱」と言われていたそうです。
この丸型庇付ポストは、
明治45年(1912年)から設置されたそうで、
郵便物が雨に濡れないよう差出口に雨よけの庇をつけ、
盗難防止のために内側に弁をつけたというもの。
愛知県の豊川稲荷神社の境内に設置されているものと同じく
現存する国内最古のものだそうです。
いつまでも現役で頑張って欲しいものです。
山椒の実♪
先月の終わり、地元のスーパー静鉄ストアで試食販売を行なったとき。
干し芋コーナーの後ろに地元の農家さんの野菜コーナーがあり、
この「山椒の実」と「ちりめん山椒」の作り方のレシピが置いてありました。
なんたって「ちりめん山椒」は私の大好物。
「自分で作れるのなら作りたい!!」
と、早速購入。
以下はその時もらったレシピ参照します。
まずは下処理。
房から山椒の実を取り、熱湯で3~5分茹で、水にさらす。
(辛味の好みで3~12時間)
私は夜茹でて、朝まで水にさらしておきました。
ここまでしておくと冷凍保存できるのだそう。
ここから「ちりめん山椒」の作り方です。
材料… 山椒の実(下処理済のもの) 大さじ4(25gくらい)
ちりめんじゃこ 200g 酒 カップ1 醤油 大さじ4 みりん 大さじ2
砂糖 大さじ1(お好みで)
①ちりめんじゃこをさっと湯通しする。
②鍋に、酒と醤油、砂糖を半量入れて煮立たせ、
ちりめんじゃこと山椒を入れて煮詰め、
煮汁が半分くらいになったら
残りの醤油・みりん・砂糖を入れてさらに弱火で煮詰める。
これでかなり美味しいちりめん山椒が出来上がります。
大変なのは、実を房からはずす時だけで後は簡単♪
一回作って家族に好評だったので今回は二回目です。
女子会
久しぶりに高校の同級生6人で集まりました。
この「女子会」という言葉、
最近よく聞くようになりましたね~。
自分たちで女子というのは気恥ずかしいけど、
この「会」がつくとすんなり言えるのはなぜかしら?
久しぶりなので話が尽きません。
つい食べるのも忘れておしゃべりばかりになりがちですが、
そこはみんな主婦、
最後にはすっかり綺麗にたいらげました。
お豆腐やお野菜中心のヘルシーなお料理で美味しかった~♪
ヘルシー&美味しいは最重要ポイントです。
毎回お店を手配してくれる友人に感謝感謝。
二時間の飲み放題つきコースなのに、
二時間過ぎてオーダーストップ後も話が盛り上がり、
結局3時間以上もたっていました。
よく追い出されなかったものです。
「おばさんパワー恐るべし」とお店の人に思われたかも。
でも当人たちはいたって乙女な気持ちでいるのですが…。
壁はりのお手伝い♪
木楽名会の仲間のご両親が、
仲間宅の隣に家を建てることになり、
その内装に、彼自身が自分で木を製材し、
木の壁を貼ることにしました。
そこで微力ながら木楽名会のメンバーもお手伝いすることに。
上手な人は、壁を打ちつけていき、
私は出来上がった壁に蜜蝋ワックスを塗る仕事をしました。
蜜蝋を塗ると、
木の模様が浮き出てきて、色がとっても綺麗になります。
(写真の右側、上半分が塗った部分)
玄関、リビング、和室、洋間、トイレ、それぞれに一部ですが、
木の板が貼られます。
聞いたら15本の杉と檜を製材して、
壁貼りの材料を作ったとのこと。
ビニールのクロスは汚れにくくて便利かもしれないけど、
この手作りの木の壁はもっと心安らぐものがあります。
ご両親のことも良く知っているので、
この家で仲良く楽しく、
心穏やかに過ごされることを想像しながら、
心をこめて塗りました。
我が家も、いつかこんな風にできたらいいな~♪
自然農の田んぼの苗
籾まきしてから一ヶ月ちょっと、
稲の苗がこんなに成長していました。
草もほとんどなく、
理想的な苗床です。
でもこれはおそらく今年だけ。
去年までは一般栽培だったので、
除草剤も化学肥料も使っていたから、
草の種が田んぼになかったのでしょう。
おそらく来年以降は草のオンパレードとなるはず。
茨城の有機さつまいもの畑もそうでした。
だから来年以降が我慢のとき。
でも今年はこの分では16日の田植えで、
1本植えの充分な大きさの苗に育っていることでしょう。
劇団SPAC「ペール・ギュント」
2回目の鑑賞です。
前回観た時に、演劇ってこんなに楽しくて、
そして奥が深いものなんだ~と、とても感動したので、
今回は旦那様と姉も誘いました。
日本の幕末の頃に書かれた話ということだったので、
てっきり日本の作家さんの作品と思い込んでいたら、
作者は、ノルウェイの作家「イプセン」でした。
とても日本的に感じたのは、
もちろん日本人である、宮城 聡さんの演出ということと、
観ている私が日本人であることと深く関わるのだと思います。
この物語は、まさに個人と国家の、アイデンティティの話。
作中にトロルの言葉として、
「トロルよ己自身であれ」とありましたが、
私は果たして「私自身なのか?」とふと考えずにはいられませんでした。
一幕の最後は胸がジーンとし、
最終章では、かなり重い気分になってしまいました。
けれどペール・ギュントが、
もう一度白いドレスを纏って人生をやり直すとしたら、
次はどんな道を歩むのか。
最後の音楽が鳴り止んだ時、
不思議と浄化された気持ちにもなりました。
たくさんの人に観てもらいたいと思う、
本当に本当に素敵な舞台です。
武石さんはじめ、
SPAC劇団員さんの魂がこもった迫力ある演技がとても素晴らしかったです。
満寿一 DE はしご酒
いつもは県内の酒蔵数件で行なう「はしご酒」というイベント。
今回は今年1月12日に亡くなった満寿一酒造の杜氏、
「増井 浩二」さんを偲んで『満寿一』だけのはしご酒でした。
静岡の地酒は全国に名を知られた蔵が数多くあります。
その中でこの「満寿一酒造」は、
比較的地味な存在でしたが、
今回数件のお店をはしご酒して、
この満寿一の本醸造、純米、大吟醸と三種類のお酒を飲みました。
聞くと、造りは志太流、酵母は静岡酵母、米は焼津産五百万石と、
オール静岡産というこだわりの蔵だったそうです。
優しさの中に一本芯が通ったようなしっかりとしたお酒でした。
本当に惜しい杜氏さんを亡くしてしまったという気持ちですが、
静岡にこの「満寿一」という酒があったことを、
今夜飲んだ一人ひとりが忘れずにいる間は、
満寿一は存在し続けるのだと思います。
そんな記憶に残るお酒でした。
「みんなでいただきます試食会」生活クラブ静岡
わが家では食材を生活クラブで共同購入しています。
生活クラブは、
組合員が運営していくという考え方のため、
順番に役員となって様々な活動に携わります。
今年は私も役員の順番がまわり、
色々なことを学習しているところです。
昨日は、静岡支部の消費委員が中心となって、
「みんなでいただきます試食会」を開催しました。
生活クラブは安全な牛乳を飲みたいということから始まったそうで、
その牛乳について学習し、
生活クラブの食材を実際に試食してもらうという主旨で行ないました。
役員がメニューを考え、準備し、調理して臨んだ結果、
予想を上回る50名ほどの参加者が集まり、
盛況な会となりました。
終了後のアンケートでは「牛乳について知ることが出来てよかった」
「試食したメニューが美味しかった」などの
嬉しい言葉をたくさんいただきました。
好評だったレシピはまた消費ニュースなどに載せていきたいです。
試食のメニュー
★サバ缶ご飯★人参のミルクピラフ★煮豚★塩豚(しおぶた)
★骨付き鶏肉のトマト煮★ピクルス
餃子・シュウマイ・ポークウインナー・キムチ・牛乳・みかんジュース
素精糖カステラ・フルーツゼリー・森のコーヒー・ブルンジ紅茶など…。
料理は早々になくなり、
役員の食べる分が無くなるという嬉しい誤算もありました。
まだ慣れないので不手際も多い会でしたが、
まずまずの結果となりました。
これで少しでも利用の増加や新規加入に結びつくといいのですが…。
追伸
昨日6月の「毎月お届け干し芋」出荷しました。今月のお宝ほしいもは、“ほしいも小判”です。
ご興味がある方は、干し芋のタツマのトップページからどうぞ。
干し芋のタツマ
毎月お届けの「今月のお宝ほしいも」の直接ページはこちら
今月のお宝ほしいも
中国茶♪
先日、携帯の機種変更待ちの間、
友人と二人で中国茶の茶店に入りました。
めったにない経験なので、
烏龍茶の中の王様といわれる、
岩茶大紅袍(がんちゃたいこうほう)を飲んでみることに…。
原木となる樹齢300年を越す4本の茶樹からとれる茶葉は、
20g250万円もの値段がついたという伝説があるとか。
それが、950円!これは高いのか安いのか…。
でも調べたら、銀座にあるお店では1580円で出てました。
静岡だから少し安いのかな~。
写真のようなセットで登場。
簡単なドライフルーツのお茶菓子つき。
まずはお店の人に、入れ方を実演してもらいました。
茶葉を急須にいれて熱湯を注ぎ、
すぐにお湯を捨てます。
二回目はお湯を入れたら2分ほど蒸らして、
まずは細長い器に入れてから、
丸い茶碗に移して、あいた器で香りを楽しみます。
金木犀のような香りがして、
これぞ烏龍茶!!とっても美味しかったです。
沸騰したお湯を土瓶ごとおいてくれるので
友人と二人で十煎以上堪能して、
カフェよりもお得だと思いました。
ちなみに友人は、
プーアール茶の35年もの
「易武野生プーアール」というお茶をセレクト。
樹齢千年は下らないという野生の茶樹の葉を35年ねかせたというもの。
こちらも950円。
説明を読むと安いような気がしてきます。
このお茶、箪笥の奥のような香りがずーと続く強烈なお茶でした。
興味のある方は是非一度行ってみると面白いですよ♪
静岡市葵区呉服町2丁目3-5 2F
中国茶館 フーチャ (tel 054-252-8655)