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きらくな寝床

お味噌の仕込み その5

2月11日、お味噌の仕込みのために田んぼにやってきました。
前日の寒い雨から一転、晴れてぽかぽかの気持ちのいい日です。
梅の花のつぼみもほころび始めていました。

まずは糀と塩をよく混ぜ合わせる、
塩切という作業です。

次につぶした大豆と塩切した糀とをよく混ぜます。
大豆をつぶしておいたので、
ここまでの作業がとてもスムーズでした。

よく混ざったら、
こぶし大くらいの味噌玉を作ります。

出来た味噌玉はカメの中に投げ込んで、
空気が入らないように上からぎゅうぎゅう押し込みます。

全部入れ終わったら一番上に塩をまいておきます。
塩は全体の22%なので大豆5㎏と糀5㎏分の塩は2.2㎏。
その中から上にまく分は最初にとっておきます。

タッパーに仕込んだのは昨年田んぼで作った、
在来の豆1㎏です。
最初は一緒に混ぜてしまおうかとも思いましたが、
別に仕込みました。
出来上がりが楽しみです。

我が家の分が仕込み終わったので、
友人宅のをちょっぴりお手伝い。
昨年まではウチも杵と臼で大豆をつぶしていました。
時間はこちらの方が早いけれどけっこうな重労働です。
来年もミンサーでつぶした方がよさそうです。

【きらくな寝床】

日時:2023年02月13日 14:39

今年最初の同好会

今年最初の漆塗り同好会。
今日は離れた駐車場の車で行くので荷物は少なくしたいと思い、
漆塗りではなく、
ちょうど年末に割れてしまったお猪口を直すことにしました。
道具は、生漆、へら、板、強力粉、テレピン油、ぼろ布、手袋。

最初に接着用の麦漆を作ります。
強力粉に少しづつ水を加えてグルテンができるくらい練ります。
しっかりこねた生地に生漆を混ぜながらさらに練ります。
さらにしっかり混ざってビヨ~ンと伸びるくらいになったら出来上がり。

出来た麦漆をお猪口の割れた部分に薄く塗って貼り合わせていきます。
今までこんなに粉々になった器を貼り合わせたことがなかったので、
パズルみたいでけっこう大変。
それでも何とか全てのパーツを貼り合わせることができました。
金継の名人の先輩方にも
「こんな短時間に上手に貼れたね」と褒められました。
そう、貼り合わせるのは結構得意ですが問題はこの後。

次に先輩からの助言で、
はみ出した漆の汚れを取っていきます。
早くしないと汚れが染みついて取れなくなってしまうからです。
綿棒(先輩から戴きました)にテレピン油をしみ込ませ、
継ぎ目には触らないよう汚れを拭き取りますが、
まだ継ぎ目が乾いていないので、
手で持っているうちに継ぎ目がズレたり、
指についた漆で器が汚れてしまったりと、
貼り合わせる時より気を使いました。

ここまでが最初の段階。
麦漆が完全に乾いてくっついたら、
隙間を埋めるために錆漆を塗り段差をなくしていきます。
仕上げは細筆で継ぎ目を漆でなぞり金属の粉をかけます。
(金粉・銀粉・錫の粉など予算によって決まります)
これが至難の業で、この先無事に完成となるのかどうか。
漆塗りも金継もとにかく時間がかかります。

【きらくな寝床】

日時:2023年01月19日 14:43

猿出没!

静岡市葵区坂ノ上に自然農の田んぼがあります。
行き帰りの途中で野生の猿を見かけることはたまにありますが、
昨日、とうとう田んぼ内に出現したと、
グループLINEに上がってきました。

我が家の大豆は先日の収穫祭の時、
全部取り込んで自宅のベランダで干していますが、
仲間の田んぼではまだ稲架に天日干ししていました。

その稲架の上に乗って、
上手に美味しそうに食べています。
食べられた本人は嫌でしょうが、
美味しそうな顔を見たら何だか憎めなくなります。

【きらくな寝床】

日時:2022年12月17日 12:37

自然農の田んぼ2022 収穫祭と大豆の収穫その2

収穫祭の後、再び大豆の収穫作業をしました。
今年は枝豆でたくさん食べたので、
大豆として収穫する分はかなり少なくしたつもりでしたが、
大豆の枝からサヤを取るだけでも2時間半ほどかかりました。

遅れて収穫した最後の稲も脱穀します。
二株ほどなので手でしごいて脱穀です。

すぐに終わるかと思いきや。
これも穂を一本一本やっていくので思った以上に時間がかかります。
手でゴミをとり、穂のままで脱穀された籾をほぐします。
籾米で大きめのお茶碗一杯くらい取れました。

次に稲架を片付けます。
上に渡した竿を外し台にした木を縛った縄をほどきます。

すっかりバラバラになりました。
すべての木を資材置き場に戻して終了です。

暗くなる手前まで大豆とゴミを選別しました。
唐箕かけをする仲間や玉ねぎを植えている仲間もいましたが、
16時になるとそろそろ寒くなって周りが夜露のように湿ってきます。
まだ途中でしたが急いで片づけを終え帰途に着きました。
家に帰りつくころにはもう真っ暗でした。

【きらくな寝床】

日時:2022年12月05日 16:09

自然農の田んぼ2022 収穫祭と大豆の収穫

12月3日、田んぼで一品持ち寄りの収穫祭をやりました。
10時に田んぼに着くよう9時過ぎに家を出た時は曇り空でしたが、
着いた時にはすっかり晴れて暖かくなりました。
空が青く高く澄んでいます。

地元の友人以外はまだ誰も来ていなかったので、
皆が来るまで大豆を収穫して待ちます。
大豆を天日に干してから3週間。
もうすっかり乾いているのかと思いましたが。
サヤがはじけて下に落ちている豆は殆どありませんでした。
着いた時すぐにサヤを触ると湿った感じがあり、
雨や夜露でまだすっかり乾燥という訳にはいかなかったようです。

12月は仕事が繁忙期となるので、
年内に田んぼに来るのは今日で最後です。
大豆が乾いていなくても収穫して持ち帰り、
稲架も片づけなければなりません。
とりあえず稲架から大豆を外してシートの上に広げ、
収穫祭が終わるまで乾かします。
後でサヤだけをとって家のベランダで乾かすという作戦です。
(去年も同じようにしていました)
ここまでやったところで仲間が揃い一旦作業は中止です。

仲間の一人が作ってきたここで収穫したお米が入った瓶です。
「みどり米」「あさひ」「アート米(黒米)」「借銭切(香り米)」「ジャポニカ」
他にも「イセヒカリ」や「紅ロマン」という品種を作っている仲間もいます。

今回の主役はやっぱり新米。
イセヒカリの玄米ご飯です。

ここで収穫した大根と人参のトマトソース煮込みと、
栗おこわ、ささげと新米のご飯、炒り豆腐、
むかごご飯、大豆の甘辛揚げ、生姜の佃煮、ごま塩、
デザートには、洋梨と山芋のブランマンジュ、干し芋、みかんが並びます。

里芋、大根、油揚げ、お豆腐のおつゆ
温かい汁ものが美味しいです。

リンゴとナッツとミューズリーを使ったスイーツと、
いれたてのコーヒーが出てお腹がいっぱいになりました。
幸せなひとときです。

お行儀悪くシートに寝転んで空を見ていると、
雲が流れているのか自分が動いているのかわからなくなります。
こんな風に空を眺めるのは久しぶりでした。

【きらくな寝床】

日時:2022年12月04日 10:54

自然農の田んぼ2022 唐箕かけ

11月27日、先日脱穀した籾米の唐箕かけに行ってきました。
唐箕とは、手で羽を回して風を送り、
そこに少しづつ籾米を落とすことでゴミや藁を飛ばすという仕組み。
今ではとても珍しいと思います。

上から籾米を投入します。
一度に沢山はできないので少しづつ何回かに分けます。

脱穀の時にも大きな藁やゴミは取り除いたので、
けっこうきれいだと思っていましたが、
まだまだ藁がたくさん混じっています。
これを取り除いておかないと、
籾摺りをするときにすぐに詰まってしまうため大事な作業です。

準備ができたのでさっそく始めます。
大体1秒間に一回りするくらいの速さでハンドルを回し、
籾米は1㎝ほどの隙間を開けて落としていきます。

茶箱にはちゃんと重みのある籾米が落ちてきます。
コメ袋の方には二次選でダメな籾米が落ちてくる仕組みではありますが、
ほとんどがいい米でした。

一回かけ終わった米です。
けっこうきれいになりましたが、まだ藁が多いのでもう一回かけます。

こういう穂から脱粒していない米は、
みんな二次選の方に落ちてしまうので気づいたら穂から外します。

全部かけ終わりました。
18㎏くらいですが2時間半以上かかりました。

本当は大豆も収穫したかったのですが暗くなってしまったので断念。

日が落ちるとすぐに寒さと夜露が降りてきました。
山の夕暮れはとてもはやいです。

【きらくな寝床】

日時:2022年11月29日 10:31

自然農の田んぼ2022 共同作業の草刈りと脱穀

11月12日、共同作業の草刈りと脱穀にやってきました。
まずは休耕田の草刈りです。
二人で1時間ほどかけて二枚の田んぼをきれいにしました。

先週、大豆畑が野ネズミの餌場になっていると連絡があり、
急遽大豆の収穫に来ている仲間も数人いました。

共同の草刈りの後、我が家の大豆も収穫しました。

シートの上に刈った大豆を置いていきます。
この後稲架に干すので葉や枯れた枝は取り除いてきれいにします。

まだ青々としたサヤもたくさんあるので、
それは枝豆で食べるためサヤだけ取っていきます。

きれいにした大豆を稲架にかけていきます。

大豆が乾いてくるとサヤがはじけて豆が落ちるので、
最後に下側を不織布で覆います。

大豆の後は稲の脱穀。
足踏み脱穀機、通称ガーコンです。

脱穀した籾が飛び散らないように周りを布で覆います。

これで準備完了、こちら側が正面です。

稲架から稲をはずし、
一人が束ねた藁をほどいて一握りづつ渡していき、
もう一人はひたすらペダルを踏み続けて、
突起が付いたドラムを回しながら穂をあて脱穀します。
今年は昨年より豊作だったので、
延々1時間以上ペダルを踏み続けました。

脱穀した籾は、この後唐蓑(とうみ)にかけてゴミを飛ばします。
このままだとまだ藁やゴミが多いので、
唐箕の前ににできるだけ手作業で選別しきれいにします。

唐箕にかける時間が無くなってしまったので、
この日は脱穀し終えた藁を必要な分を米袋に入れ、
残りを田んぼにまいて終了しました。

【きらくな寝床】

日時:2022年11月13日 15:45

自然農の田んぼ2022 稲架

11月5日、稲刈りしてちょうど2週間たちました。
今年は晴れの日が続いたので、
そろそろ脱穀ができるのではないかと思い田んぼに来てみました。
仲間の田んぼもほとんど稲刈りが終わり
あちらこちらに稲架が出来ていい眺めです。

この稲架には、イセヒカリ、紅ロマン、黒米、あさひなど、
多品種の稲が干されていました。

稲の横に干してあるのは蕎麦。
来年はみんなで蕎麦を栽培して食べるのもいいねと話が弾みます。

立派な稲架です。

さて、我が家の稲架。
稲刈りの最初の方に縛った稲束は藁一本だけだったので、
ゆるんでしまって下に抜け落ちた稲が少しありました。
しっかり縛らないと茎が乾燥して稲が細くなるとゆるみます。
途中から藁3本で縛ったのでそちらはしっかりしています。

うちより一週間早く稲刈りした籾米を一粒戴いて食べてみました。
米に透明感があって噛むとカリッとします。
ここまで乾いていれば脱穀しても大丈夫とのこと。
我が家の籾は一応カリッとはしますが芯にまだ柔らかさが残っていたので、
あと一週間干した方がいいのでは、ということになりました。
完全に乾燥していないと脱穀したもみ米がカビてしまうのでここは慎重に対応します。

大豆畑の方を見に来ました。
まだ刈り取って干すには早いのですが、
倒れて葉が黄色くなってしまった大豆だけは刈り取ることにしました。

まだ枝豆で食べられるので畑で鞘だけもぎ取ります。

けっこうたくさんありました。
鞘がぱんぱんに膨らんで豆が大きくなっているので食べ応えがあります。
お弁当につかったりおつまみにしたり一週間くらい楽しめそうです。

【きらくな寝床】

日時:2022年11月08日 09:25

自然農の田んぼ2022 稲刈り

10月16日の田んぼ見学会の時、
来週あたりにはそろそろ稲刈りが出来そうだという判断と、
20日の木曜日に、下の慣行栽培の田んぼに鹿の足跡があり、
稲の穂を食べ始めているとの連絡が入り、
早急に対処したほうがよいとのこともあり、
22日稲刈りをすることにしました。

幸いにも我が家の田んぼの稲は食べられていなかったので、
まずは一安心です。
仲間たちの田んぼにも稲架(はさ)ができていて稲刈が始まっていました。

端から順に刈っていきます。
今年は稲の育ちがいいと感じていましたが、
分決の一番多いもので22~23本、少ないものは5~6本で、
思ったよりは分決が少なかったです。

刈った稲から草を取り除きます。
今年は草の管理が上手くいったので、
いつもより草は少なく楽でした。

一握りづつ、左右、真ん中と3束重ねておきます。

重ねた稲を去年の稲わら3本で稲を縛ります。
右に稲の穂を向けて上からグルっと下に回し上下を返してから、
茎の根本に穂先を一周巻きつけます。
穂先を三本まとめて持ちねじっていくと自然にわっかになります。
そのわっかを縛った藁の下から上に通します。

ある程度稲を刈ったら先に稲架を立てることにしました。
毎年使っている杭を3本づつ両端に打ち込んで縄で縛ります。
台がたったら上に竿をのせます。

縛った稲を稲架にかけていきます。
稲の束を真ん中の一束と残りの二束に分けて、
二束の左右を逆にしながら交互にかけていきます。
稲の結び目を手前側にして、
長く残した穂先を竿に載せて次の稲束をのせていくと安定します。

稲架がだんだんと埋まってきました。
昨年はこれくらいで終了でした。

稲刈りをしているとバッタをたくさん見ます。
おんぶバッタもいました。
大きなバッタの上に少し小さいバッタが載っているのですが、
親子ではなくメスの上にオスがのっています。

夕方ようやく稲刈りが終了しました。
約5時間半の作業でした。

鳥よけならぬ鹿よけの紐を張り作業終了です。

家を出るときは曇っていましたが、
気づくと秋晴れの青空に変わっていました。
それ程暑くも寒くもなく、いい農作業日和でした。

【きらくな寝床】

日時:2022年10月23日 15:34

自然農の田んぼ2022 田んぼ見学会

10月15日、自然農でお米を作っている田んぼの仲間が集まり、
稲刈り前の田んぼの見学会をしました。
始めてから10年たちますが、
仲間の田んぼをじっくり観る機会というのはなかったので、
それぞれの思いや工夫なども聞けてとても有意義でした。
写真は、赤米の紅ロマンという品種だそう。
穂がピンク色できれいです。

草の管理に失敗してしまったという田んぼの稲刈は、
草をかき分けて踏み倒しながら、
できるだけ稲だけを刈るようにするといいと教えてもらいました。

チガヤというイネ科の雑草が多い田んぼ。
地下茎が太く繁殖力も強いためとても厄介で、
これが繁殖するととても大変なんだとか。
ウチの田んぼではあまり見かけないので助かります。

水が漏れてしまっていたという田んぼ。
水が少ないと稲が生長しないし、
沢山入りすぎると水温が上がらず分けつが進まないなど、
水の管理はとても難しいです。
原則として棚田の場合、
下の田んぼに面した側には水路を切らない方がよいとのこと。
また田んぼの中に水路を切る場合も深くしすぎないことと、
途中までにすることなど色々勉強になりました。

これはわが家の田んぼ。
今年は草の管理がうまくいき久しぶりの豊作の予感です。

黄金色の穂が垂れた田んぼをゆったりと飛ぶ赤とんぼや、
どこまでも高く澄んだ青空を見ているだけで、
とても気持ちがよかったです。

【きらくな寝床】

日時:2022年10月17日 17:29