2011年08月
この秋話題の…。
昨年の本屋大賞第二位に輝く、夏川 草介さん原作の映画化。
自身も医者ということで、
医療現場、特に救急医療の実際の様子がリアルに描かれていました。
お医者様というのは、一人の患者にどこまで寄り添っていくのか?
大勢の患者をこなす日常の中で、
医療行為というのは、
病気を相手にするのか、人を相手にするのか、
スタンスの違いで、たとえ結果は同じであっても、
行き着くところは全く違うということがわかりました。
自分もいつか死を迎える時、
そんなお医者様に出会えたら幸せな最期を迎えられるでしょう。
見終わったあと、映画館を出てすぐのところに
今月1日に亡くなった同級生の店がありました。
もう看板に灯かりが点ることは無いけれど、
同級生の最期が安らかだったことを願わずにはいられませんでした。
【ほし太の日向ぼっこ】
風が強く吹いている:三浦しをん著 新潮社
「きみたちは十二分に練習を積んでいる。
あとはプレッシャーをやすりに変えて、
心身を研磨すればいいだけだ。
予選会でうつくしい刃になって走る自分をイメージして、
薄く鋭く研ぎ澄ませ」
箱根駅伝にまったくの陸上初心者を含む10人だけで
予選会から挑む寛政大陸上部の主将清瀬が、
メンバーに向けて
予選会を前に言った言葉がとても印象的でした。
もちろん、小説の中の話であって現実はこんなにも甘くはないのだろうけど、
ちょうど、白山登山をはさんで読んでいたこともあり、
登りの辛さもこの話を読んでいたから随分頑張れたような気がします。
あいかわらず、三浦しをんさんの表現は上手だなあ…。
いつもながら物語に引き込まれました。
「長距離選手に対する、一番の褒め言葉がなにかわかるか」
「速い、ですか?」
「いいや。『強い』だよ」
最後まで走りきる強さ。
自分に負けない強さ。
誰かのために走り続ける強さ。
『強さ』、というのは人生においても一番大事なものだと思いました。
【ほし太の日向ぼっこ】
廃墟
図書館に行くと、
時々思いがけない本に出会います。
この写真集もそのひとつ。
「チェルノブイリ」と聞けば、
「人類史上最悪の原発事故」
というキーワードにすぐに結びついてしまうけれど、
本来なら、
自然豊かな環境で人々がのんびりと暮らす
どこにでもある場所だったはず。
あの事故から25年たって、
植物は、その廃墟を緑豊かな大地へと自然の営みを繰り返し、
人間が作ったものだけが、
だんだんと朽ちていく…。
人も、自然の一部として生きていくことのみが許されている。
そんな気がしてしまいました。
【ほし太の日向ぼっこ】
あさひ屋ベーカリー
蔵元菊姫さんのブログで読んでから、
一度は行ってみたかった白山市鶴来町にある「あさひ屋ベーカリー」。
鶴来の街並みに溶け込む、若いご夫婦がやっているお店でした。
ここは特に蒸しパンが美味しいという評判。
蒸しパンには菊姫の酒粕を使っているとのことでしたので、
さっそく、プレーン・干しブドウ・マンゴーの3種類をゲット。
他にも、バナナデニッシュやクリームパンを買いました。
後でネットで調べたら、
ご主人は電器屋さんの跡取りだったのに、
金沢大学時代に白山の室堂でアルバイトをしていて、
すっかりこの場所が気に入りパン屋さんになったということ。
白山に登ったばかりの私にはとても親しみやすく感じました。
あさひ屋ベーカリーは、
遠くから買いに来る方もいるくらい、
材料にもこだわった美味しいパン屋さんでした。
【ほし太の日向ぼっこ】
登高
古来より中国では、重陽の節句(旧暦9月9日)に、
「手近な山に登り酒宴をひらく。」
という行事を「登高」といいました。
高い所に登って菊酒を飲むことにより、
厄払いをするという風習です。
時期はちょっと早いけど、
今回の白山登山には、
「登高の気分を味わう」プラス「新商品の祈願」
という意味がありました。
いちはやく新商品の「ひやおろし」を試飲できる絶好の機会。
それも場所は、白山室堂にある白山ひめ神社奥宮の参籠殿です。
これほどふさわしい場所はちょっと無いでしょう。
さてこの「ひやおろし」、
速醸純米の生詰酒で、精米歩合は65%、
アルコール度数は18度と高めです。
でも火入れ1回の生詰酒なので、麹の香りもさわやかで、
飲みやすく、特に女性に受けるのではないかと思いました。
友人にも勧めてみたいから、発売が今から楽しみです。
【ほし太の日向ぼっこ】
白山登山♪
いよいよ白山登山の本番がやってきました。
この日はあいにくの雨模様。
カッパを着ての登りとなりました。
いくらトレーニングをしたといっても、
やっぱり3000mクラスの山は違いました。
登山道は整備され、
登山客の人数もかなりのもの。
登りやすいけれど、
行けども行けども登りが続き、
酸素もだんだん薄くなると高山病の症状も…。
やっとの思いで室堂までたどり着きました。
写真は翌朝、下山する前に写したもの。
雨模様のなか夕日だけは奇跡的に見え、
何日かぶりという綺麗な夕日にみんなでしばし見とれました。
【ほし太の日向ぼっこ】
ゴーヤのワタと種
日本経済新聞の土曜版「NIKKEIプラス1」の8月20日号に、
「ゴーヤのつくだ煮」のレシピが載っていました。
ゴーヤのつくだ煮自体は、
何年か前に友人に教わったので珍しくないけれど、
その横に小さく、
ゴーヤのワタと種を揚げて食べられると書いてありました。
丁度ゴーヤがあったので、
実はつくだ煮にして、
さっそくお目当てのワタと種を素揚げしてみました。
今までワタと種は捨てていたので、
これで捨てるとこなし!
と思ったけど、
わざわざ揚げて食べたいほど、美味しくはない…。
確かに苦味は感じなくなるけど
栄養的にいいならまたやるかもね?
【ほし太の日向ぼっこ】
冷製パスタ
マクロビオティックの教室で習ったばかりの
冷製パスタを作ってみました。
材料自体は家にあるものばかりで、
思ったほど大変じゃなく出来上がりました。
(教室では大勢で切ったり準備するから、時々一人でやると大変なことも…)
何より娘が大喜びで食べていました。
確かに、女の人はこのバルサミコ酢やワインビネガーのすっぱい味が大好き♪
二種類の酸味とオリーブオイルが合わさって
粉チーズのかわりにかける、
ミックスナッツのすりおろしも味に深みを添えていました。
でもそろそろ夏も終わりに近づき、
この冷製のパスタを食べるのもあと1回くらいかな~?
追伸
昨日は「処暑」でした。干し芋産地も残暑ながら秋の気配があります。
二十四節季更新しました。
ご興味がある方は、干し芋のタツマのトップページからどうぞ。
干し芋のタツマ
【ほし太の日向ぼっこ】
世界の動物立体パズル
ホビースクエアのショップに、
青島文化教材の「世界の動物立体パズル」が売ってました。
友人が見つけて、
「上野の動物園で販売していて人気があるんパズルだよ」と、
教えてくれました。
全部で8種類あり、
箱買いすれば全部の種類が揃うと買いてあって、
国芳展で、絵葉書を大人買いした友人は
私にさかんに箱買いを勧めました。
でも、何が出るのか楽しむのも一興なので
箱を持って「一番重いのは象だよね~」なんて調子で、
多分一番人気のパンダねらいのやや軽めの箱を選びました。
その場で開けて中を確認すると、
なんとカンガルー…。
中身を見たときはちょっとがっかりだったけど、
早速組み立てに挑戦!
二人がかりで20分くらいかかったでしょうか?
お店の人にも頑張れーと励まされ、
出来上がったカンガルーを見たら
子供がお腹に入るバージョンと入らないバージョンができ、
とっても可愛いので気に入りました。
また次回見つけたら挑戦してみたいです。
【ほし太の日向ぼっこ】
静岡ホビースクエア
静岡駅南口サウスポット静岡3Fに、
静岡の地場産業である、プラモデルの常設展示コーナーができました。
タミヤ、バンダイ、青島文化教材など、
それぞれ特色あるプラモが展示されています。
企画展として8月21日まで、
写真とペーパークラフトが織りなす「絆の情景」と題して、
戦場カメラマン 渡部陽一&紙の魔術師 太田隆司 展
が開催されています。
友人がその招待券をゲットし、
一緒に観にいってきました。
渡部陽一さんの写真を見たとき、
紛争地帯に暮らす子供たちの瞳が
まっすぐにフィルムを通して何かを語りかけてくるようでした。
太田隆司さんのペーパークラフトは、
とても紙だけで作られているとは思えないほどの出来栄えで、
色々な人生のワンシーンが細かく表現され、
見ごたえありました。
どのシーンにも、必ず人と車と犬がいて
微笑ましく、ノスタルジーな気分に浸りました。
【ほし太の日向ぼっこ】