2021年01月
手作り味噌 その3
30日、頼んでおいた米糀を取りに行ってきました。
その時、糀屋さんと話したのですが、
「うちの糀は出来上がりが黄色いから、
時々この糀は変だってクレームが来るんだよ」
とおっしゃっていました。
玄米を使っているからこの色なのかと思っていたら、
白米でもこの色なんだそう。
「溶けが良くて味もいい、強い菌だから使っているんだけど、
多分日本中でウチだけだよ」ですって、
確かに他で売っている糀は白でした。
でも、そんな見た目よりこの小林こうじ店さんのご主人が、
とても優しいお人柄なので、
この人が作ってくれる糀は間違いなく美味しいと思います。
そして準備でもう一つ大変なことは、
昨年仕込んだ味噌をカメから全部取り出すこと。
在来の緑豆で仕込んだお味噌はやっぱ色が濃くて、
仕込んで一年だけどもうすでに熟成したような風格があります。
山形大豆で仕込んだ味噌は色が黄金色で少し柔らかめでした。
こちらもとっても美味しそうです。
丁度お味噌が全部なくなったので今日からこのお味噌になります。
【きらくな寝床】
手作り味噌 その2
今週月曜日から浸水させた大豆2.2㎏を木曜日から煮始めました。
山形県産有機大豆で、大粒で味もいいのですが、
タツマで仕入れたのが10年近く前。
不良在庫になってしまったため、
私と姪が毎年少しづつ購入し、お味噌にして減らしています。
なにしろ古い豆なのでなかなか柔らかくなりません。
そこで活躍するのがアサヒ軽金属のゼロ活力鍋。
家庭用圧力鍋としては世界最高クラスの調理圧だそうで、
15分煮るとかなり柔らかくなります。
(新豆ならば0分調理ですみます)
でも一度に煮ることができる量は鍋の1/3まで。
2.2㎏煮るのに4回転。
最後の一回はちょっと量がオーバーしていたので、
おそらく1回に煮ることができる量は500gまででしょう。
写真がふっくらと煮あがった大豆です。
何しろ鰤の骨も柔らかくなるくらいですから、
固い大豆も指で簡単につぶれるくらい柔らかくなります。
そしてこの緑色の大豆が自然農の畑で作った豆。
全部で2㎏あったのですが200gは種にして残り1.8㎏をお味噌にします。
地元で長らく作られている在来種なので土地と相性がよく育ちもいいです。
ただ自分で作って鞘から出したので結構ゴミと汚れがあり、
きれいにするのが大変でした。
今朝浸水させたので今夜からまた4回転して煮ます。
新豆なので圧力時間は0分で大丈夫でしょう。
【きらくな寝床】
モンブラン
旦那様が東京駅でお土産に買って来てくれたモンブラン。
お店の名前が「アンジェリーナ」(佐野元春の歌ですね)
ということで、調べてみたらびっくり!
本店はフランスのパリ、しかも1903年創業という老舗のお店でした。
小ぶりですがこれは日本人向けのデミサイズ(直径5cm)で、
オリジナルサイズは直径8cmだそう。
約100年前から食べられている味というなんとも貴重なものでした。
吟醸酒と合わせて戴きました。
しっかりとした栗の味わいと甘さのマロンクリームの下に、
ほぼ甘くない生クリームがあり、
一番下はメレンゲのサクサクした食感。
生クリームもミルクの風味が強くて、
最初は甘くて重いかな?と思ったけど、
やっぱり美味しくて癖になる味わいでした。
ネットには、
『一度食べたらほかのモンブランが物足りなくなる人が多い、
中毒性の高いモンブラン』と書かれていて、
言い得て妙でした。
【ほし太の日向ぼっこ】
自分チョコ
毎年バレンタインのこの時期になると販売される、
ゴンチャロフのアンジュジュ。
イラストレーターの宮崎一人さんが描く猫が可愛くて、
毎年自分のために購入しています。
今年は初めてマグカップ入りが出ました。
チョコは少しなので、消費税は10%でした。
他にも缶入りのを2種類購入しましたがそちらは8%でした。
マグカップの裏側は見えなかったけど、
こっちのイラストも可愛くて満足です。
【ほし太の日向ぼっこ】
マスクチャーム
姪が親しい方から、
手作りのマスクチャームを貰ったと見せてくれました。
それがなかなか可愛かったので自分でも作りたいと思い、
百円ショップで材料を買ってきました。
姪のを見せてもらいやろうとしたら、
姪が代わりに作ってくれて、
ちょこちょこっという間に2個できました。
なかなか可愛いので、
家にある材料も探してもっと作ろうっと!
【ほし太の日向ぼっこ】
手作り味噌の準備
毎年友人と一緒にこの時期お味噌を仕込みます。
糀は玄米を持ち込みで作ってもらうのですが、
今年は出来上がりが30日なので31日の日曜日にやることにしました。
その前にやることは大豆を煮ること。
昨年、自然農の畑で作った大豆を計ったら1.8㎏ありました。
(本当ならもっとあったのですが枝豆で食べてしまい、
残ったのがこれだけでした)
全部で大豆4㎏で仕込むので残りの2.2㎏はタツマの有機大豆を買いました。
この大豆、仕入れたのはかなり前なのでなかなか柔らかくなりません。
しっかり浸水させるため月曜日から始めました。
これは浸水させて2時間後くらいの大豆です。
丸二日たった大豆。
元のお豆の3倍くらいに膨らみました。
それでも普通の圧力鍋ではなかなか柔らかくならないので、
昨年購入したゼロ活力鍋を使いようやく柔らかくなります。
全部で4㎏の大豆を煮るためには何回転もさせます。
先はまだまだ長いです。
【ほし太の日向ぼっこ】
漬物名人
友人Gちゃんのお母さんが手作りするお漬物は絶品です。
毎年戴くのですが、美味しくて食べる手が止まらなくなります。
亡くなった父親の白菜漬けもとても美味しかったのですが、
父は、塩、糠、昆布、鷹の爪で漬けていました。
最後の入院中に口頭で教わっただけなので、
私にはあの味を出せませんでした。
もっと父が元気なうちに教わっておけばよかったと後悔しました。
自分で漬けることもあきらめてしまいました。
Gちゃんのお母さんは、
塩、昆布、鷹の爪、柿の皮、柚子の皮、大根と色々なものを使っていて、
だから奥深い味わいになるのだと思います。
他にも沢庵と、千枚漬けを頂きましたが、
千枚漬けにも昆布と柚子が贅沢に使われていて、
一緒に食べても美味しいし、再利用もできます。
けして買えない美味しい漬物が食べられて本当に感謝です。
【ほし太の日向ぼっこ】
曽我漬
芝川の姉からお年賀に戴いた「曽我漬」を初めて食べました。
静岡にはワサビ漬けの有名な、
「田尻屋」さんや「田丸屋」さんというお店がありますが、
曽我漬は、富士宮にある増田屋さんという、
創業100年を超える老舗のお店が、
昭和8年にオリジナル商品として発売を始めたそうです。
野菜のコリコリとした食感と、
甘くてつんとするほど辛い酒かすの味が癖になります。
この前はおむすびの具にしてみました。
蒲鉾にも合いそうだし、
中に入っていたパンフには、
タルタルソースにしてもいいと書いてあったので、
今度カキフライをやった時に挑戦してみようと思います。
【ほし太の日向ぼっこ】
大好きな作家さん
安野光雅さんの訃報を聞きとても残念です。
安野さんといえば、
「旅の絵本」「もりのえほん」「ふしぎなえ」「ABCのほん」など、
子どもでも大人でも楽しめる、
魅力的で素敵な作品がすぐにたくさん思い浮かびます。
昔から安野さんの絵本がとても好きでした。
この「さかさま」は1969年の出版でかなり初期のものですが、
子供じみた絵ではなくかなり大人っぽいです。
2018年の7月に静岡県立美術館で開催された
「安野光雅のふしぎな絵本展」はとても楽しい展覧会でした。
その時初めて目にした「絵本 平家物語」や「天動説の絵本」は、
大人が楽しむ絵本なので「いつか私も購入しよう」と、
それは津和野にある安野光雅美術館を訪れた時に買おうと、
ずっと思っています。
今はコロナで無理だけど近い将来にはきっと…。
安野光雅さんは、2020年12月24日に94歳で亡くなったそうです。
ご冥福を心からお祈りいたします。
素敵な著作の数々を残して下さってありがとうございました。
【ほし太の日向ぼっこ】
自然農の田んぼ 2021 始動
昨年11月末の共同草刈り以来、
約2ヵ月ぶりに田んぼに行ってきました。
田んぼは農作業する仲間の姿もなく静かです。
仲間からの情報では、
うちの田んぼでモグラの通路がかなり発生しているとのこと。
それもあって様子を見に行ったのですが、
確かにあちらこちらにモグラが盛り上げた土の跡がありました。
この時期にやっておくことは主に土木作業。
棚田下の田んぼの水路に落ちた土を上にあげて、
低くなった畔を高くすることと、
田んぼの中の高低差をなくすよう、
高いところから低い場所に土を盛っていきます。
仲間の畔にはモグラ穴がかなり大きく開いていたそうで、
近くの河原から砂利を運んで補強したと聞きました。
たぶんこの場所でしょう。
上の田んぼの畔の様子です。
一足先に、我が家の田んぼの水路から土を上げて、
きれいに補修してありました。
モグラ穴は上からよく踏み込んでおきます。
周りの水路から土をとります。
土を畔に運んで盛ります。
下の田んぼの水路から土を上げて畔に盛り、
踏み込みます。
田んぼの真ん中に2本溝を作ってありましたが、
それも掘っておきます。
昨年の溝は少し深すぎたようです。
今年は少し浅めに作りました。
最後に大豆を植えた畑の様子を見てきました。
ここは二か月前の共同作業の時、
草刈り機できれいにしました。
大豆の茎や葉が一か所に固まっていたので、
それを広げて散らしておきました。
豆は同じ場所で輪作ができないので、
今年は少し場所を変えて作ることになります。
2時間半ほどの農作業(土木作業)でしたが、
ポカポカ陽気でTシャツ一枚でも汗だくになりました。
空は快晴で、昼間の月がくっきりと見えました。
身体は疲れましたが気分は爽快です。
【きらくな寝床】