2018年02月
よく売れてます。
![201802280.JPG](http://hoshiimojiten.com/blog/images/upload/201802280.JPG)
タツマ店頭で、年末に販売していた干し芋の福袋が
毎年大好評でよく売れるのですが、
今年は1月29日から3月3日までの期間、
丸干し芋だけが入った福袋も販売しています。
この中身が、年末福袋以上にどっさりで、
いずみ丸干し芋250g×1
紅はるか丸干し芋250g×1
訳あり丸干し芋350g×1
訳あり丸干し芋500g×2
という5袋入って1.85kg以上のボリュームです。
そのため一度買われたお客様は、
ほぼリピートしているくらいの手ごたえを感じます。
中には、「丸干し芋は初めて食べました。こんなに美味しいんですね」
と言ってくださるお客様もいらっしゃいます。
昨年から、丸干し芋の販売促進をしたので在庫がかなり少なくなり、
今年の原料芋は大きく育ったため、
丸干し芋の生産量は例年より少ないそうなので、
こんなにお買い得な丸干し芋の福袋はどうやら今年限りとなりそうです。
あと残り3日間。
もし干し芋が大好きでしたら是非お買い求め下さい。
【ほし太の日向ぼっこ】
遊びたくて…
![201802270.JPG](http://hoshiimojiten.com/blog/images/upload/201802270.JPG)
アシュの遊びたい気もち満々の時の顔です。
遊び相手の旦那様が、
この時季は干し芋の仕入れが忙しくて
平日はほとんどいません。
私もやることが沢山あるので中々一緒に遊んであげられないけど、
今日は少し相手をしました。
こちらを真剣に見つめて、
この後どうするか考えています。
たいてい鬼ごっこか、達磨さんが転んだですが…。
【猫とお昼寝】
劇団SPAC「みやぎ能オセロー」
![201802260.JPG](http://hoshiimojiten.com/blog/images/upload/201802260.JPG)
SPACの演劇「みやぎ能 オセロー」の2回目の観劇に行ってきました。
宮城さんが演出する新作は、いつも2回づつ観ることにしています。
オセローは新作ではなく13年ぶりの再演ということですが、
私たちにとっては初めて鑑賞する演劇なので、
やはり2回チケットを取っておいて正解でした。
11日の初日観劇後のアフタートークを聞き、
パンフレットを読み、演出ノートを読むことで、
今回は余裕をもってこの夢幻能の世界を楽しむことができました。
デズデモーナは、最後オセローに殺されてしまうけれど、
その時、オセローとデズデモーナは一つになったというのが実感できて、
自然と涙が出ました。
また一つ、SPACのレベルの高い演劇に触れることができ、
静岡県民であることの幸せを味わいました。
【ほし太の日向ぼっこ】
お雛さま
![201802250.JPG](http://hoshiimojiten.com/blog/images/upload/201802250.JPG)
日曜日がずっと忙しかったので、
お雛さまをなかなか飾ることができなくて、
気になっていましたが、ようやく今日出すことができました。
昨年の今頃は父親の付き添いで、
お雛さまどころではなく飾れませんでした。
今年は喪中なので、
本当はまだお雛さまを飾るのはおかしいのかもしれないけれど、
一年に一度くらいは出してあげたいと思います。
それに娘の成長を祈って母が買ってくれたお雛さまだから、
大事にしている間は、ずっと娘を見守ってくれているような気がします。
我が家のお雛さまはいつみてもいいお顔です。
【ほし太の日向ぼっこ】
カルビーポテトチップス「水ようかん味」
![201802240.JPG](http://hoshiimojiten.com/blog/images/upload/201802240.JPG)
福井県では、冬にこたつで水ようかんを食べるのが当たり前だと、
前にテレビで知りました。
カルビーが地域限定で出したポテトチップスは、
まさに福井県の味「水ようかん味」ということで、
菊姫会でちょうど北陸に行った時、
加賀温泉駅で見かけて買ってきました。
価格が、限定品+駅のみやげ物店ということで128円も納得でしたが、
なんとその後、地元のスーパーでも95円で販売してました。
東海と北陸は同じくくりだからかなぁ。
で、お味はというと、
袋を開けるとまずは甘~い香りがして、
一口食べると、香りに負けず甘いポテチでした。
これが水ようかんの味なのかはよくわからなかったけれど、
サツマイモチップスのようでした。
やっぱりポテチは塩味に限りますね。
【ほし太の日向ぼっこ】
第15回 菊姫会総会
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2月20日(火)と21日(水)の二日間、
第15回菊姫会総会が山代温泉ゆのくに天祥で開催され、
全国から会員の酒販店が集まりました。
![201802221.JPG](http://hoshiimojiten.com/blog/images/upload/201802221.JPG)
初日は14時スタートです。
菊姫会会長の園部松男さん、菊姫合資会社社長柳達司さんの挨拶に続き、
菊姫合資会社専務取締役 柳荘司さんが、
「今年の菊姫」と題してお話されました。
昨年は、精米機の光選別機の導入、LED照明への付け替え、
ボイラーを新しくするなどで省エネ効果があったこと。
今年は、濾過機を新しくし、瓶詰め用のロボットを導入する、
本社周辺の区画整理などを計画しているとのことでした。
よりよい酒造りのために設備投資は惜しまない菊姫の姿勢は見習うべき点の一つです。
![201802222.JPG](http://hoshiimojiten.com/blog/images/upload/201802222.JPG)
次に、「補助金制度との向き合い方と付き合い方」という演目で、
株式会社ファイブ・スター代表取締役 金網 潤氏による講演会がありました。
補助金なんてあまり関係のない話かと思いましたが、
卸売り専門だった鰹節屋さんが小売業へ起業展開をした例や、
酒造会社が吟醸味噌を作り販売した例など、
いずれも補助金を活用し事業の幅を広げた実例を交えてのお話は興味深かったです。
![201802223.JPG](http://hoshiimojiten.com/blog/images/upload/201802223.JPG)
約2時間の講演の後は、
菊姫製造部 永井剛史さんによる
「菊姫製品の特長」と題した勉強会がありました。
菊姫が目指す酒造りの思想とは、
飲み飽きしない旨口の酒を造ること。
俗に言う甘口・辛口ではなく、
旨口とは、甘・辛(塩)・酸・苦・渋の五味が調和した深い味わいの酒であること。
そして原料米へのこだわり。
兵庫県三木市吉川町産の山田錦という最高の酒米をすべての酒の仕込みに使用している。
また、山田錦だからこそ熟成によって真価を発揮する酒ができるということ。
(菊姫では、新酒で出す酒以外、ほとんどの定番酒は熟成させてから蔵出しされます。)
というお話を聞きました。
![201802224.JPG](http://hoshiimojiten.com/blog/images/upload/201802224.JPG)
お話を聞いた後は、、
温度帯(冷酒・常温・燗)による味わいの変化をきき酒体験しました。
きき酒は、山廃吟醸・山廃純米・鶴の里の3種類。
合計9種類の温度の違いによる味わいの違いを体験し、
実際のきき酒コメントを、何人かの酒販店さんが指名され発表しました。
私自身、山廃吟醸は冷酒や常温で美味しさを感じ、
山廃純米や鶴の里は、ぬる燗程度に温めると
より深い味わいを感じることができました。
それには理由があり、
山廃吟醸に多く含まれるリンゴ酸という成分は、
10℃ほどの温度帯で爽やかなすっきりとした酸味を感じやすく、
山廃純米や鶴の里の中に多く含まれる乳酸や、コハク酸という成分は、
ぬる燗程度に温めると、調和がよいということでした。
![201802225.JPG](http://hoshiimojiten.com/blog/images/upload/201802225.JPG)
そして勉強会の最後には、
毎年恒例の、菊姫全銘柄と29BY新酒が並び、
氷水とお湯、温度計も用意され、様々な菊姫製品をきき酒することができます。
一人の参加者が行いその後次々と真似をする人が続出したのが、黒吟のぬる間でした。
私もやってみましたが、普段はとてもできない貴重な体験でした。
美味しい酒はどうやっても美味しいというのもあらためて実感しました。
【ほし太の日向ぼっこ】
菊姫訪問
![201802210.JPG](http://hoshiimojiten.com/blog/images/upload/201802210.JPG)
毎年2月、菊姫を販売している酒販店が全国から集まり、
菊姫会総会が行われます。
菊姫会は加賀山代温泉で行われるのですが、
その前にレンタカーを借り、
菊姫酒造を訪れるのを恒例としています。
2週間前には記録的な大雪が降り、
菊姫会開催も心配なほどでしたが当日は晴天で暖かな日でした。
除雪がしっかりされているので車の通行には問題ありませんが、
さすがに例年よりも雪が深かったです。
![201802211.JPG](http://hoshiimojiten.com/blog/images/upload/201802211.JPG)
八幡貯蔵所、精米所です。
今年の山田錦の精米は終了し機械の調製が行われていました。
菊姫酒造では「精米を他所に頼むなら酒造りをやめる」という家訓があり、
かなりの規模の精米所を持っています。
![201802212.JPG](http://hoshiimojiten.com/blog/images/upload/201802212.JPG)
菊姫は、山田錦の最高の産地「兵庫県三木市吉川町」に村米を持っています。
村米というのは、いわゆる契約栽培ということですが、
長らく兵庫県以外には門外不出だった山田錦を、
柳社長が情熱を持って何年もかけて手に入れました。
今でもよりよい山田錦を栽培するため、
農家ごとにデーターを取り、結果をフィードバックしています。
![201802213.JPG](http://hoshiimojiten.com/blog/images/upload/201802213.JPG)
製造部の井出さんに質問をしました。
今年の菊姫の仕上がりと、
29年度は、稲刈り時季に長雨が続いたので、
その影響があったのかを聞きました。
他の蔵では原料米の入荷が遅れ仕込み時期がずれるなど、
影響があったようですが、菊姫は問題なかったとのこと。
また、今年の酒はかなりいい状態のようです。
![201802215.JPG](http://hoshiimojiten.com/blog/images/upload/201802215.JPG)
菊姫訪問の後、今年は初めて金剣宮を参拝。
創立以来二千年以上を経た由緒正しき古社でした。
主神はニニギノミコトで、オオクニヌシノミコト、オオヤマグイノミコト、
ヤマトタケルノミコト、コトシロヌシノカミ、サルタヒコノカミも併せ祀られているそうです。
![201802214.JPG](http://hoshiimojiten.com/blog/images/upload/201802214.JPG)
雪がかなり深かったのですが、
参拝の人が絶えず訪れていました。
【ほし太の日向ぼっこ】
お呼ばれ
![201802200.JPG](http://hoshiimojiten.com/blog/images/upload/201802200.JPG)
前の職場で長い間ご一緒だったKさんから、
時々嬉しいお誘いがあります。
今回は「浜名湖の牡蠣小屋で大粒の牡蠣を買ってきたから、
牡蠣フライを食べにおいで」というもの。
牡蠣小屋の方に保存方法を聞いたら、
パン粉までつけてから冷凍すると良いと教えられたそうです。
「だから来れる日の一日前に教えて(自然解凍しておくから)」
と言っていただきました。
牡蠣フライは大好物、イソイソ出かけていったら、
それだけじゃないご馳走にびっくりしました。
卓上コンロの上には熱々の静岡おでん。
黒はんぺんに、ふっくら煮えた大根、昆布、こんにゃく、厚揚げ、練り物、
出汁がしっかりきいていて、お店で食べるような美味しいおでんでした。
大粒の牡蠣フライは薫り高く臭みが全く無くて美味しかった~。
野菜高騰の折、新鮮な野菜サラダはそれだけでもご馳走なのに、
メロンまでトッピングされた豪華サラダ。
ホウレン草とエノキだけのお味噌汁も良いお出汁でした。
おなかいっぱいご馳走になり、
旦那様用にと、牡蠣フライとおでんをお土産にも戴いて帰り、
至れり尽くせりのでした。
Kさん、本当にご馳走様。至福のときでした。
【ほし太の日向ぼっこ】
水仙
![201802174.JPG](http://hoshiimojiten.com/blog/images/upload/201802174.JPG)
我が家の庭先にいつの間にか花を咲かせていた水仙の花。
きっと何年か前に父が植えたのでしょう。
昨年は介護の日々で
庭の花に気を留めることもできなかったけれど、
毎年忘れずに芽を出し
花をつけるけなげさに心打たれます。
別名「雪中花」ともいうそうで、
雪の中でも花をつけるたくましさもあるのでしょう。
調べていたら松尾芭蕉のこんな句がありました。
其のにほひ 桃より白し 水仙花
水仙の香りが漂ってくるような官能的な句ですね。
【ほし太の日向ぼっこ】
劇団SPAC ミヤギ能オセロー ~無限の愛~
![201802121.JPG](http://hoshiimojiten.com/blog/images/upload/201802121.JPG)
劇団SPAC総監督 宮城聡さん演出の、
能仕立ての演劇「ミヤギ能 オセロー~無限の愛~」を鑑賞しました。
オセローは、シェイクスピアの四大悲劇の一つで、
それを「複式夢幻能」と呼ばれる形式で再構成しています。
主人公はシテと呼ばれ、
本来はオセロー側からの物語だったものを、
夫オセローに殺されたデズデモーナをシテとしています。
SPACでお馴染みの、
ムーバーとスピーカーに分かれて演じられる演劇と似ていますが、
能なのでより形式的です。
また、台詞にあたる地謡も、
複数の人が同時発生的に違う台詞を述べるなど、
かなり複雑な構成になっていました。
それと反して、舞台は5.4m四方の正方形で、
右側は地謡の方達の場所が作られ、
舞台左側からそでに続く渡り廊下のようなものがあります。
舞台上に特別なセットはなく、後方に囃子方という演奏者がいるだけという
とてもシンプルな設えです。
バックには数珠のようなものが上から吊るされていて、
(アフタートークでわかったのですが、吊るし雛をイメージしたということでした)
左奥に墓標のようなものが観られます。
今までの演劇とはかなり違うので最初は戸惑いましたが、
主演の美加里さんが、
亡霊となったデズデモーナを、
本当に人ならぬ存在として表現されていて
鳥肌がたちました。
すごいものを観たという気分で劇場を後にしましたが、
一度ではとても全容を理解できないので、
もう一度鑑賞する予定です。
【ほし太の日向ぼっこ】